ヌンサ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
小学生で攻殻機動隊
配信サービスの充実により、昔は偏見を持っていた"朝・夕方放送されていたアニメ"
を再評価する流れが僕の中でひそかなブームになっている今日この頃
(おジャ魔女どれみ、プリキュア、エウレカセブン・・・etc)。今作もそのひとつです。
小学生が主人公で夕方放送だからと食わず嫌いをしていましたが、星雲賞とか日本SF大賞とかを獲っていることからもわかるように、なかなか難しいSFものでした。
まず驚いたのは、2007年の時点で現在をほぼ(?)予見しているという点。「ポケモンGO」じゃん!
メタバグを探す感じは、仮想通貨のマイニングっぽいし。(知ったかぶり)
劇中のカレンダーとかを見ると2026年のことみたいなので、
あり得なくはない未来なのではと思ってしまいます。
終盤まで用語の説明がほとんどないので、視聴には「攻殻機動隊シリーズ」並みの集中力を要します。
これだけ完成度の高い作品でありながら、
NHK放送だから会社の利益は少なかったんだろうなと余計な心配をしてしまうくらいの傑作です。
ARについて考えるという意味でも、今こそ再放送すべき作品かもしれません。
P.S. いや、めがねを外せばいいじゃん・・・と思ってしまう瞬間もしばしば(^-^;