ウェスタンガール さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
本
本は人間そのもの。
拘りの記録、記憶の残滓であり墓標である。
読者はそれを引き継ぎ、自らを上書きすることになる。
人ならざるものが見え、寄る辺の無い少女が、迷いの森で駆け込んだ図書館。
そこで出会う2冊の本とは。
一冊は彼女の記憶を繋ぎ止めるものであり、司書から託されるもう一冊が、物語を動かしてゆく。
哀しくも美しい世界である。