カミタマン さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
セカオワ
はじめ,昔の「名作劇場」などファミリー向けアニメのようなほのぼのとした雰囲気を感じました。2002年の作品なのでこれ自体昔の物なのですが,昭和まで遡った懐かしい感じというのでしょうか^^;
でも、古くささは全く感じません!
ほのぼのとしながらも独特の世界設定です,灰羽たちは壁に囲まれた町で暮らしています。壁に囲まれた世界と言ってももちろん巨人は襲ってきません。図書館で働いている灰羽はいますが本を作ろうとはしません・・・いや!作りましたね!(笑)
というか,「進撃の巨人」や「本好き」よりこっちの方が遙かに先に作られています。でもこの設定なんか昔,あったような気がします。壁,図書館,発電所,鳥・・・
ずっと何だったろうと頭の隅っこで気にしながら見ていました。
そして,思い出しました!
村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」です。壁,図書館,発電所,鳥などかなり一致します。恐らく原作者は影響を受けていると思われます。
{netabare}そんな壁に囲まれた世界で灰羽たちのほのぼのとした日常が描かれていくのですが,後半クウが居なくなるあたりから,話ははちょっと違ってきます。特に,自分としてはクウが居なくなった後のラッカの行動にかなりイライラさせられその分評価が下がりました。{/netabare}
でも終わってみれば,大きな流れの中でのラッカの成長を描いた,味わい深い作品でした。
最後に大切な事を書き足しておきます。この作品,結構推したいのですが・・・
自分は禁煙して1年くらいなのですがレキがたばこに火を付けるときの音がなんとも言えないのです。ちょっと吸いたくなっちゃいました^^;禁煙中の人は要注意です(^0^)b