HAKU さんの感想・評価
4.0
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
テレビアニメで作ったら良作だった!
1時間半にあのストーリーを詰め込んだことで、心情描写は疎かなものになってしまいました。
でも、描きたいことも分かるので、これがテレビアニメだったのなら、とてもいい作品になったんだろうなって思うもったいない作品です。
たとえば、{netabare}家族を殺した関係者を全員殺すことを誓ったはずなのに、たった1日チェスをやっただけの女の子に信じられないくらい感情移入し、殺害を断念するところとか、簡単に助けたり助けられたりするところとか、娘に対して悪意をむき出しにする父親とか・・・
子ども時代で刃を逆さにすることで傷つけない性格であることを描写し、復讐を誓った後では刃を逆さにしないことで人を殺すことを決めたことを描写しているはずなのに・・・ちょっと簡単に心変わりしすぎですね。
それに、パワードスーツ?を手に入れる場面、ちょっと悠長過ぎませんかって感じだし・・・
あと、個人的に好きではなかったのは、主人公の戦闘シーンでの顔が可愛くないところです。リアル感を出したかったからか、復讐の鬼?を表現したかったのか分かりませんが、ちょっと前半とも主人公のキャラ的にも合わないなと思いました。{/netabare}
ツッコミどころはきっとテレビ版だったらこうなるよなって補完していくと観やすくなるかと思います。
ただ、戦闘シーンはとてもよく動くし、よく動きます!
子ども時代での戦闘シーンでも鳥肌が立ったし、他のところでもそうです。
そして、キャラが可愛いのも高ポイントです!
それに、藤原啓治さんの声が聴けたのもよかったです。
本作品に出ているとは知らなかったので、声を聴いた瞬間目頭が熱くなりました。
終わり方はアメコミっぽさを演出していると思うのですが、2期というかアニメ版というかも期待できそうだと思えるからうれしいです。実写版も作成されているようですから、力を入れているはずですからね!