たわし(爆豪) さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
今年おすすめの一本
「コンフィデンスマンjp」や「リーガルハイ」などのブラックコメディで知られる、日本のドラマの脚本家古沢良太さんがシリーズ構成、制作が「進撃の巨人」で知られるWIT studioで、キャラクターデザインに「新世紀エヴァンゲリオン」の貞本義行さんということで、どうやったらこんな布陣になるのか非常に見ていて極めてトリッキーなアニメシリーズです。
ネットフリックスで先行配信しているので、今回世界観が非常にグローバルかつ欧米的な内容で、構成自体がアメリカのネット配信向けドラマっぽいので、全体的に洋画の雰囲気と日本のアニメが合体した今までにない新機軸な感じがします。
内容は基本的には「リーガルハイ」や「コンフィデンスマンjp」などに近いシニカルでブラックな内容で、マフィアや詐欺師、麻薬、賭博、売春などの裏社会をコミカルに描いています。
硬派なアニメ制作会社であるWIT studioとは思えないカラフルでエキセントリックな演出は、後期ガイナックスやトリガーっぽい感じの演出ですが、トリガーよりかは現実に寄せて作られているので、海外需要を意識したドラマづくりだと言えましょう。
最近の「異世界系」やコミック原作のアニメではなく、ドラマを重視した濃い内容のアニメが観たい人には非常におすすめできる年齢層高めの良いアニメだと思います。