筒井筒 さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
だまされた
「キャロル&チューズデー」といえば、もっとパンキッシュでイかれた女のロック野郎だろう、と、地球の半分の人が思っただろう。
だが、今回のは、まったく反対の方向に音楽が行ってしまったようだ。
曲調が、バラードやローテンポ歌い上げる系の歌というのは、音楽の趣味が合わないんだ。それ以前に、僕の頭の中には、すでに前述した「キャロル&チューズデイ」がいたわけで、それなりに名曲と評されような歌い口の曲とのギャップが、もったいなかった。普段は、ロックかパンクって性格してるのに、曲になると急に上品なお嬢さんになってしまうのは、人間の音楽への情熱がピュアに出てしまうというアンビバレンツだろうか?これが、ほんとにイかれたやつらなら、星5つなんだけど、「キャロルとチューズデイの空」とかいうタイトルで作中の曲歌ったら、星5つ挙げてもよかったかもしれない。
滅多にない名タイトルに、自分の趣味がかぶってしまったのは、最悪中の幸福である。冷静に、評価する。あいかわらず、判定はあまい。