「UN-GO(TVアニメ動画)」

総合得点
73.1
感想・評価
1148
棚に入れた
6639
ランキング
1059
★★★★☆ 3.6 (1148)
物語
3.6
作画
3.5
声優
3.5
音楽
3.6
キャラ
3.6

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ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

u cant escape. u have no choice but to face the "facts".

序盤 どういう

中盤 おお

終盤 なるほどね

この話はとある「真実」を見つけ出す探偵の話
ジャンルは探偵・戦争・ミステリー
この作品は1950年に連載した「明治開化 安吾捕物帖」を大きく現代版にアレンジをし、アニメ化したオリジナルアニメ(?)です。タイトルは原作の「安吾」をアルファベット化しただけか「暗号」をアルファベット化しただけか...正直それぐらいしかわかりません。
この作品はミステリーを楽しむというより、その回ごとのテーマを楽しむといった感じです。一番良かったのは終盤エピソードです。
真実という単語の意味はほぼ全ての人が理解できてるでしょう。しかし、真実というのは多種多様な考え方によって変化する絶対的な価値ではないのです。
真実という言葉通りに物事の真相という意味にとらえたり、世界は合理的と認識しその世界にすむ大衆は都合の良い事実を知らなければならないという考えのも大衆に都合の良い事実というものを真実ととらえたり、人を難解な生命体と判別し真実の難解さと人の難解さを照らし合わせ人の内側を真実ととらえたり、と「真実」は様々な形を持っています。でてくるキャラの思想はどれも間違っていないと思います。あっているとも思えない考え方もありますが、どこが違うかと問われれば返答できないという感じです。そんな人達が様々な可能性を見つけながら各々の「真実」を武器に「現実」と向き合っているとしたら。そんな世界に意味がないとしたら。私たちは「真実」に向き合わないといけません。なにも共通の認識を持て、といっているわけではありません。ただ「真実」を出し合い、世界と向き合い人と向き合わなければ「現実」は変えることができません。「私は変化を望まない」という方もいらっしゃると思いますが、人は日々成長しています。現状を維持するなら前進しないことには始まらないのです。
こんな偉そうなことを言ってても私はおそらく向き合えていないのでしょう。私も日々成長し「真実」を「現実」にふるわなければならないかもしれませんね。
キャラです。かなり好印象です。思想、言葉遣い、態度、その全てがキャラの特徴や役目にあっていると思います。テーマが主題の本作では価値観の具現化が必要であり、あくまでキャラは「考え方を披露・主張する存在」でしかないのです。なのでこれはキャラが一番あとにできたのではないか、と思っています

監督は水島精二さん。ガンダムOOの監督をした方ですね
シリーズ構成・脚本は會川昇さん。ハガレンのシリーズ構成をされた方ですね。
キャラデザはpakoさんと高河ゆんさん。
劇伴はNARASAKIさん。
アニメ制作はボンズさん。DTBやエウレカセブンを制作したところですね

作画は普通でした。キャラデザは良かったですが。
opは内村友美さん作詞、School Food Punishmentさんと江口亮さん作曲、江口亮さん編曲、School Food Punishment歌唱の「How to go」
edはLAMAさん作詞作編曲歌唱の「Fantsy」
声優さんはとても素晴らしく、豪華なひとばかりでした。

総合評価 かなりテーマとしては良作品

投稿 : 2020/07/30
閲覧 : 402
サンキュー:

12

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