take_0(ゼロ) さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
う~む、これで私も秋元なにがしの掌の上か・・・
不穏なタイトル申し訳ございません。
実は私は、秋元なにがしさんの演出を手掛けたものにあまり組しなかった経緯がありまして、これはドラマ、バラエティ、アイドル、タレント、著作、もろもろの意味です。
好きか嫌いで言うと「苦手w」あるいは、単に絶大なヒットメーカーに対する天邪鬼的な意味合いもあったかもしれません、ひねくれ者とも言う。
この22/7も盛んにキャンペーンを打っていた頃は「きれいな絵だなぁ、しかしなぁ・・・」といった感じで、ちょっと手を出さないでいたのですが、いろいろと落ち着いてきましたし、タイトルも「どういう意味なんかなぁ、秋元なにがし氏のカラミなら、なんかこじゃれた意味でもあるんかいな」と気にはなっていたので、観てみました。
作画については、やはり小ぎれいで見ようという気になるパワーもった作画でした。キャラもかわいらしく、見栄えもします。
声部門は・・・正直、ズコーーーっ、となる第一印象はあったものの、上手いから見る、下手だから見ないってつもりもなかったので、まぁ、継続して観れました。
そのうち慣れてきましたしネ。
キャラクタはー、どの子もきれいに描かれており、各キャラのバックグラウンド・エピソード的な回もしっかりと作ってあり、よりキャラに愛着が湧くつくりにはなっていました。
個別のキャラを紹介はしませんが、どのキャラのエピソードも、いまのそのキャラの個性を生み出した理由としては、納得できるものでした。
大筋のストーリとしては、普通というか、特別に新しいものではなかったかな、とは思いました。
スパイスとして、ミステリアスな「壁」という存在を登場させましたが、
キビシイことを言えば、この点は「ぶん投げた」ままです。
仮にこのまま、続編を作ったとしても、自分たちの力でアイドルへと成長し(自覚的な意味で)た彼女たちには、新しい「壁」からの指示が来ても、従う
必要はないでしょうし、従わせる説得力にも欠けてしまいます。
仮に続きを描くにしても、壁からの追加メンバーの件をふまえ、
「壁」の事は忘れて、追加メンバーとの人間関係や、アイドル活動における出来事をメインにした方がいいかもしれない。
あ~でもそうしたら、ますます、普通のストーリーになってしまうなー。
でも、最終的に見終わって、彼女たちの今後を長尺じゃなくても、観てみたいという気にはなりましたね。