ウェスタンガール さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
乙女道
オープニングテーマの“花ハ踊レヤいろはのほ”が全てを表していると言っても良い。
畑亜貴さんと田中秀和氏、心が踊りだすようなハーモニー、あまり好きな言葉ではないが、“神曲”の称号を与えても良いのではないか。
諸行無常の“いろは歌”を逆手に取って、輝く今を大切に、踊れや踊れと歌い上げる。
過去は自分の心にあるだけで、一歩を踏み出せば、未来は今に寄せて来る。
ただし、そんな想いも“つねならむ”、乙女心は風まかせと“つぶやく”潔さ、である。
1話目の、若干ミスリードに感じる演出をくぐり抜ければ、少し不器用であっても、爽やかに駆け抜ける青春賛歌に出会えるはずだ。
仲間同士のヒヤヒヤ感もお約束、見守る大人たちの甘々もご愛嬌。
ラストに向かって突き進むはJC5人組、ハ・ナ・ヤ・マ・タの面々が繰り広げるげる可愛い勇姿を見届けて欲しい。
“けいおん”、“ガルパン”の吉田玲子と、“よりもい”の“いしづかあつこ”がタッグを組んだ作品であり、時を同じくして、彼女が“ノーゲーム・ノーライフ”の監督もこなしていたことを知るとき、その人を動かす力を、当時のマッドハウスが有した組織力の強さを改めて感じるのである。