take_0(ゼロ) さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ほんと愚かな人間と付き合うと疲れるし、傷つくよねぇ。(複数回視聴)
こちらの作品は、話題になっていた時には少々敬遠していた作品。
某WebTVでCMで特徴的な歌が連続で流れ、うんざりしていたのが原因でした。
ま、ちょっと落ち着いたところで見れるっていうメリットもありますので、
これも一つの視聴パターンってことですかね。私的には、実は「鬼滅~」もそのパターンなんですけどね。こちらも、またの機会に評価させていただきたと思っています。
物語としては、
1人の大学生が異世界に勇者として転生し、盾の勇者としての使命を与えられる。
しかし、その世界には同様に召喚された「槍」「剣」「弓」の3人の勇者も・・・。
しかしながら、事情は後刻明らかになるのですが、盾の勇者はディスられており・・・。
勇者連中、国、人々からのひどい扱いを受けます。
もうね、その扱いが酷い。
私の価値観では「そーとー酷いです。ハートにきます。観ているのがつらいレベルです」
正に最底辺の信用度、状況から「成上がっていく」のがストーリーの大筋でしょうか。
{netabare} 一通り視聴し終えれば、タイトルどおり、成り上がりが成功し、
爽快感というか、満足感はあります。
でも、やっぱり、ディスられているシーンはキツイ。
その分応援してくれる人、信頼を勝ち得ていく人が増えていく、楽しさ、ありがたみはひとしおです。{/netabare}
しかし、本当に人間の嫌なところ、愚かしいところを見事に「見える化」していましたね。
嫉妬心、傲慢、思い込み、確認すれば良いことを確認しない、自分よりも劣るものを設定し優越感に浸る、そもそも好き嫌いで・・・云々、などなど
わが身を振り返る材料にしたいものです。
何回か視聴しているのですが、愚かしいキャラはホントに腹立たしいと感じています。
{netabare}自分の物差しだけで判断し、表面上だけを見る槍の勇者の薄っぺらく、本質を観ようとしない(考えようとしない)発言は本当に何度もあきれました。
ラフタリアやフィーロ、メルティを助けようという正義感に駆られて空回りする姿は、リアルに通じる「正義の味方」の姿にも見えます。{/netabare}
むかつく奴は本当にむかつきますからね、文字通りクズと言っても過言ではありません。
それでも何回か視聴しているのは、
やはり、そんな中でもキラリと光る信頼関係のつながりが心地よいからでしょうか。
主人公の従者として行動を共にする
ラフタリア:ラクーン種という、いわゆる亜人なのでしょうが、まぁ、ケモミミキャラです。とっても、けなげで可愛らしい。
主人公との深い信頼関係が心地よいです。
後にラフタリアのバックボーン的なストーリーも明かされるのですが、これも必見でしょう「ラフタリア、苦労したんだねぇ・・・」
フィーロ:主人公が卵からかえしたフィロリアル=鳥の魔物?
ロリキャラでマスコット的存在かな。
こちらもとってもかわいらしい。
にぎやかで、観ているのが楽しい。
メルティ:物語に大きく絡むので、多くは語りませんが、
フィーロのお友達キャラとして、いいコンビ。
そして、どっかのバカ王女よりはクレバーで性格も良い。
フィロリアル大好きは、母ちゃん譲りらしい。
このほか、徐々に増えていく支援者・・・。
これらを楽しみに、どれだけムカつく展開に耐えられるかが勝負だと思います。
最後半では、新たな展開も生まれ、さらに大筋でも物語の拡張が図られる様子です。
既に第2期、第3期も確定しているとのことなので、
今後の展開が楽しみです。
・・・でごじゃる。