take_0(ゼロ) さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
戦車道とはこれいかにw
実は「戦車」という事で、ちょっとバタ臭いのかと思って、見るのを後回しにしていた。
ゲームで経験もあるし、戦艦とかの方が好きなので「艦これ」の方を優先して観たりして・・・。
物語は、まぁ、荒唐無稽中の荒唐無稽、婦女子の「たしなみ」として、戦車道なるものが奨励されている世界で、部活動として戦車を操る女子高生のなんやかんや・・・。
そこは、アニメ要は楽しめるか否かだ。
艦これの様に艦船を擬人化したものでなく「戦車」を「女子高生」が操って競う(戦う)という点が大きな違いかな。
ところで、世の正義の味方様たちは、こういったものでも「子供に戦車を操らせるとは何事か」とか「戦争で戦った人を冒とくしてる」とか「戦争を遊びにするな」とか言っちゃうんですかね。
私は、戦争で亡くなった方には戦った方には敬意を払いたいし、被害にあった方あっている方には同情もするし、もちろん戦争はない方がいいと思っている。
けれど「映画やアニメで」こういうものを楽しめる世の中って、悪くはないんじゃないかな、って思っている派です。もちろん内容によって許容の可否はあると思うけど。
すみません、いらぬ主張をしてしまいました。
さて、作品自体は、本当に「女子高生と戦車」というテーマに沿ったレベルの楽しめる作品だったと思います。
スポ根モノと言うほど熱血ではないが「熱」はある。
戦略モノと言うほど戦略はないが、戦略は語られる。
キャラものというほど、キャラだけではない、が多彩なキャラクター。
女子高生ものというほど、ちゃらちゃらしてないものの、
観ていて楽しい各キャラのカラミはある。
ちなみに、学校対抗で競うのですが、各校に各某国のような個性が設定されています。コスチューム、性格も含めて、ホントに多彩で面白いです。
やはり「戦車道」、「道」という筋が一本とおっているからか。
とにかく、不思議なバランス。
高いレベルで、総合的にまとまっている作品です。
様々なメディアで展開し、後続作品も作られている理由がわかります。
ちなみに、この作品、映像、音にこだわっているそうですが、
私は戦車に砲弾が当たる音「苦手ですw」鉄のかんおけに入っている気がしてしまう。