ローズ さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
二枚舌
超少子化対策基本法が成立して国が結婚相手を決める事となる。
根島由佳吏は小学生の頃から好きだった高崎美咲に告白。
16歳の誕生日になり将来の相手は真田莉々奈と判明した。
まずは前提条件。
16歳になったら政府から通知が来る。
少し気になりますね。
1年は365日あります。
365日、毎日通知を作るのは面倒です。
相手がいるのだから誕生日を揃えると、相手が限定されます。
男性が16歳になった当日に分かるのかなぁ……
そのような法律を作るのであれば、16歳以上の男女に○月×日に通知が行く、
というような制度にしないとコストがかかります。
どちらかの誕生日に合わせるというのも効率が悪いですし。
多少は飲み込まないとダメですね。
本作品の設定段階で穴があります。
主人公の根島の魅力がいまいち。
良く言えば優しいですが、悪く言えば優柔不断。
相手の心遣いに甘えてキッチリとした判断をしません。
草食系なのが最近の流行?
おとなしい性格というのは理解できます。
ただし、優しいだけ。
他に褒めるポイントがありません。
高崎と真田の間を行ったり来たり。
典型的なダメ人間。
優男を強制的に相手を決めさせるところまでは良かったと思います。
反発して純愛に生きる選択肢も。
何も決められないのであれば、強制的な法律に従ったほうが良いでしょう。
主役は高崎と真田の2人でしょう。
美人で気配りもでき、成績優秀。
非の打ちどころがありません。
この2人の相手が根島ですか……
うん。
釣り合いが取れません。
天秤は傾きます。
メンタルが弱く、優しさだけが取り柄の男。
全然、頼りになりません。
まあ、16歳の時点で自立するというのは酷というもの。
勉強・部活・私生活が完璧な高校生は少ないです。
美人2人を選ぶ根島。
女性キャラが多く存在してハーレム展開になるよりはマシかなぁ。
ダメ男に引っかかるとロクな人生が送れないですよ。
根島に惚れるのが”嘘”と思えるような内容でした。