シエン さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
雛月のある朝のシーンが、本当に泣けた。
子ども時代の雛月加代(ひなづき かよ)が、ある家庭で泊まった次の日の朝のあのシーンがほんとうに泣けました。
「バカなの?」が口癖の雛月は普段、ものすごく耐えて強がっていたんだということがよく分かるシーンだったと思います。
このシーンを観ながら「ほんとうにつらかったんだな。よく耐えてきたんだな・・・。よかった。」と本気で感じました。
子どもへの虐待って、こういうものなんだとよく分かった気がします。
そして、虐待している親についての背景を描いているのも良かった。
「僕だけがいない街」はタイムリープもののストーリー構成がよくできているという点で評価されているアニメだと思います。
たしかにタイムリープの物語にある推理もの・切なさといったところもすごく良かったです。
しかし個人的にもっとも心動かされたのは、雛月が少しずつ救われていくその物語でした。