とろろ418 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
旅路の果てに見たものは
良くも悪くも作者の意志が色濃く出ているので、そこをどう捉えるかで評価が大きく変わりそうな作品です。
個人的には悪い方でしたね。
マキアがエリアルというひとつの命の見守り役になるという全体像は素晴らしいと思う反面、そこだけに注力して欲しかったです。
親である必要はあれど、母親に絞る必要があったのか。
エリアルが自立する理由がそれである必要があったのか。
レイリアとクロムは物語に必要だったのか。
この辺りが作者特有の色ではあるんですが、そのせいで世界観や物語の軸が不安定になっていると感じてしまうんですよね。
物語をマキアとエリアル周りだけに絞って、互いがひとりになったあとの喪失感や親としてのエリアルなどを色濃く描いておけば、もっと印象的なラストに繋がったのではないでしょうか。