ハウトゥーバトル さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
自分ばかりでは上手くいかない。でも出会えた奇跡は信じたい
序盤 あぁ
中盤 おぉ
終盤 なるほどなぁ
この話はバカたちの真面目なバカ騒ぎの話
ジャンルは学園・生徒・農業・馬術・コメディ・恋愛・日常・ほのぼの
基本は1stと同じ感じですが、恋愛要素がちょっと増えてるかな、て感じです。そこまで重要な要素ではないので要素のブレは起きてないと思いますが。
本作は前作よりもシリアス、考えさせられるような作品となっていますので単純に農業について知りたいかたは「なんか違う」かもしれません。
内容です。1stで導入をすまし、新キャラも特に出てこないのでいきなり展開に入ります。ですが基本的に急展開は存在しないので、特に置いて行かれることはありません。中盤からちょっと不穏になってきます。別に人は死なないのですが。終盤では正直終わる気がしませんでした。着地に向けて減速することもなく、最終回のギリギリまで展開が続きました。そして「そこで終わるかぁぁ」と言った感じになります((原作は15巻ありその9巻の途中で終わったらしいです。いろいろなことを残したまま終わってしまったので続きがかなり気になります。なのであまり本作の物語を高評価にすることはできません。もちろん面白くないわけではないのですが、あれほどの「え?終わり?」をされると全体的に引き締まらないというか...
まぁでもテーマは素晴らしいです。「何がしたいか分からない」というのは「なんでもできる」の裏返しである、というのは正直限られた人にしか適応しない言葉です。選択肢自体ない人だって当然いるわけですし、やらなければならないことはたくさんあると思います。ですが、何がしたいかわからない人の先は真っ暗ではない、と私は信じています。私の友達にもそういう人がいてものすごく悩んでました。正直そういうのは一人じゃ無理です。誰かしらに理由を無理やりつけてもらうこともできるでしょう。そうすれば他人に責任を押し付け自分の負担がへるわけですから。しかし、重要なのは「何がしたいか」よりも「これでよかったのか」だと私は思っています。何事も後悔はつきものです。ですがそれをなるべく減らせる選択というのが自分の最善、「やりたいこと」だと思っています。それには一人では無理です。自分をふくめて周りを巻き込みながら自分の道を選ぶことが道を選ぶということなのかなって。そういう点ではこのED「オトノナルホウヘ」の歌詞はピッタリですね。自分ばかりでは上手くいかない。でも出会えた奇跡は信じたい。
主要スタッフは監督とCG監督が変わりましたがそれ以外の方は引き続きです。
原作は荒川弘さん。
監督は出合小都美さん。初の監督だそうですね
シリーズ構成・脚本は岸本卓さん。同
キャラデザは中井準さん。同
劇伴は村井秀清さん。同
アニメ制作はA-1 Picturesさん。同
作画は普通でした。コメディシーンとの使い分けが上手かったです
opは山内総一郎さん作詞曲、フジファブリックさん編曲歌唱の「LIFE」
edはGoose houseさん作詞作編曲歌唱の「オトノナルホウヘ→」
総合評価 普通に面白かった