二足歩行したくない さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ラスボス戦に目が離せなかった
SAO3期の第1部。
アリシゼーション編は原作ラノベでもとても長いストーリーで、アニメも本作で解決せず、次回に続く終わり方になっています。
本作、"アリシゼーション" の2クール24話と、次 の "アリシゼーション WoU" が1クール12話、その次の第3部でようやく完結の想定です。
3期3部は新型コロナの影響で7月に延期になったので、リアタイに追いつくため、7月までにWoUまで観たいと思っています。
過去のSAO、ALO、GGO、そして劇場版のオーディナルスケールとはまた別の仮想空間が舞台です。
GGOから半年後、菊岡の伝手により「ソウル・トランスレーター」という次世代フルダイブ機の実験のアルバイトをしていた「桐々谷和人」は、ある晩の帰宅途中、GGO事件の犯人の1人に襲われ薬物を投与される。
次に目覚めた時、彼は仮想空間「アンダーワールド」の中にいた。
ログアウト不可、外部との連絡を取れない状態の中、彼はその世界の青年「ユージオ」と共に、その世界の中心である「セントラル・カセドラル」を目指す。
過去作とは異なり、現実世界の写実がほとんどなく、キリトの状況、その世界の正体は早々に説明がされます。
その剣と魔法のファンタジー世界が中心のストーリー展開となります。
その世界の人々は基本的にデータ上の存在なのですが人間と同等に扱われていて、その世界の人々を苦しめている世界の矛盾に剣を向けるシナリオです。
こんな明晰夢みたいな世界、降り立ったら最後、鬼畜王ランスに変貌すると思うのですが、紳士なキリトはその世界の友人と共に健全に成長します。
そこは『仮想世界』→『分析されている』→『変なことしたら後で恥ずかしい』という計算が働いた結果なのでしょうか。
ちなみにラスボスは常に全裸のおねーちゃんなのですが、誰もそこに突っ込まないので、逆にシュールでした。
私がキリトなら前屈みになってしまいろくに剣も振れないと思うのですが、さすがはキリトさん、最前線プレイヤーは違うぜ。
前半は面白かったですが、後半はラスボスの全裸目当てに何とか観れた感じです。
後半は結構冗長で、なおかつ意味がよく分からない展開が多かったように思いました。
ラスボス戦は特に顕著で、カーディナルがボコられに行ったり、ユージオがなんか剣になったり、アリスが気がついたら倒れてたり、ぶっちゃけ内容についていけなかったです。
でもまあ全裸のおねーちゃんがあばれはっちゃくしていたので、次作もこのノリを期待して観ようかと思います。