ミュー さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
悲劇系の傑作!
終始暗く
悲劇色たっぷりで
最後もそれは圧巻でした。
{netabare}
人間をもはや完全に低俗な存在と
カノが断言してしまい
その世界を体現してしまい
青年期〜壮年期までの全ての絶望の集大成というか
子供の頃の大人像から
変わっていく現実に対して
皆が機械のように感情もなく
あっても獣のようにしか生きられないような
ディストピア、蘭の結末は
忠実すぎるほどに悲劇で
悪夢を体現してくれる作品でした。
{/netabare}
どうしても暗い作品はそれだけでは
評価しにくいですが今の時代には
このような雰囲気や作画の独特な
絶望的世界の作品が作りにくいと思うと
とても貴重な作品なのではと感じました。