シボ さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
なななな、なんで鍵かけるんですか~笑
長かった24話の「涼宮ハルヒの憂鬱」を観終わった勢いでの視聴。
クラスにハルヒがいなくなった世界で、キョンだけがSOS団での
記憶を持っていて苦悩します。
キョンにとってどれほどSOS団のあった世界が大事なのかを認識する
姿に、「憂鬱」の時とは違ってシリアスで重い感じ・・・。
(ハルヒがいた時のあのドタバタした日常が観てるこちらも恋しくなります)
それでもあの部屋に長門がいる事実に、キョンじゃないけどほっとします。
(キョンを意識してる姿に 長門~~ってなります)
そしてやっぱり頼りになるのは長門で、部室にヒントを残してくれています。
変わってしまう前の長門が残してくれた手がかりで少しづつ
ハルヒの消息をたどっていきます。
その肝心のハルヒの登場は結構待たされます。
校門から出てきたハルヒは、髪が長くて一見、雰囲気はちょっと
お嬢様な感じ。
キョンがハルヒに引き留めようと、やっとの思いで一歩踏み出し
声をかけてた時のハルヒの変わらない反応に あ~これがハルヒだよって
待たされた分、気分上がります!
そしてここからは前半の重い展開の憂鬱をはらすかのように、一気に行動力抜群のハルヒの世界に・・。
北高でみくるちゃんを連れ込んでのからの部室の鍵閉めシーン
「なななな、なんで鍵かけるんですか~泣」の時はキョンと同じ感想で
前と全く同じ反応だよ~って笑いました。
修正プログラムの鍵を開けてからは憂鬱版のあちこちの伏線を回収していく
流れはテンポも良く引き込まれます。
キョンが常に頼りにしてしまうほどの完璧だった長門が実は徐々に精神が
すり減ってしまい引金になったっていうのは、あの「エンドレス」を
ついちょっと前に体験!?していた私にも、ア~納得だよって。
ラストの長門との屋上のシーンは長門の心の奥底。切ないです。
そして
なにがあっても守ると宣言するキョンの男気と仲間の為に必ず行動する
ってハルヒを信じて疑わない姿に感動~。
映画館で観たかったな~って思う作品でした。