norimeru さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
吸血鬼狩りvs吸血鬼vsカトリック・・・・大バトル in London
平野耕太さんの原作マンガは未読。
テレビアニメシリーズもあるのですが、これも未視聴。
(これは概して酷評されている様子ですが。)
時代は20世紀後半、舞台はロンドン。
かたや、英国と国教会を吸血鬼などから守るために組織された「ヘルシング機関」。
こなた、南米のナチス残党で、「少佐」に率いられる「吸血鬼軍団ミレニアム」。
これに、カトリックはヴァチカンの特務機関、異端殲滅軍団「イスカリオテ」。
三つどもえで繰り広げられる、「血で血を洗う」ぐらいの表現では足りないぐらいの大抗争。
ヘルシング機関は当主インテグラル・ヘルシング、吸血鬼アーカード、執事ウォルター。
アーカードは吸血鬼でありながら、「狩る側」に位置しています。
ある事件で婦警、セラス・ヴィクトリアがアーカードに血を吸われ、吸血鬼となり加わります。
このセラス、吸血鬼となり超人的な力を持ちますが、他人の血を吸ってないので未覚醒。
重要な、いじられキャラになっています。
イスカリオテの暗殺部隊の切り札は、神父アンデルセン。
この神父、「あにこれβ」と言うところを、
「うぅゎあぁぁぬぅぅうぬぃぃくぉおるぅえぇぶえぇぇえぇたぁぁあああ えぇぇぇぃむぇぇぇん」
というぐらい、独特の台詞回しをする人。
人でありながら、唯一アーカードとためをはれる驚異の実力者です。
ミレニアムは小太りの「少佐」が指揮をとる吸血鬼軍団。
数人の幹部、ヴェアヴォルフも一騎当千の吸血鬼たち。
もろ、ナチスの残党です。
物語はミレニアム軍団が 、ついにロンドンに進撃、市街地、ヘルシング本部に総攻撃。
イスカリオテの総司令官、マクスウェル率いる空中機動十字軍も進撃を開始します。
(だいたい、カトリックは英国国教会嫌いですし。)
ヘルシング機関を援助する傭兵部隊、率いるはベルナドット。
ミレニアムの攻勢に陥落しかかる本部。
瀕死のベルナドットの血を得て覚醒するセレス・ヴィクトリア。
最新のOVAⅨ。
廃墟と化したロンドンで、アーカードvsアンデルセンの最終決戦。
とにもかくにも、血は出る、首は飛ぶ、槍で串刺しになる。
グロなんですが、ここまでいけばそれもありかと。
こういう表現は、テレビアニメではとても無理でしょう。
次はいつ頃出るのかな、と期待しながら待っています。