水天楼 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
メイニャってどんな匂い?
黎明卿編の全力のアニメ映画化。
原作ファンの人にもテレビアニメから見た人にも見てほしいなぁ。
映像と音楽ががほんとに綺麗でした。
アビスの背景ってスマホの壁紙にしたくなるくらい好きです。
特にトコシエコウの花畑のシーンが印象に残ってます。
あれ本当に綺麗で…。
ストーリーは原作に忠実でした。
{netabare}見た後も、何とも言えない心苦しさが残りました。
グロい描写もあそこまでやるんだ…あ、そっか、R-15なんだっけ。
ボンドルドって本当にとんでもない奴だったけど、私は嫌いでは無いです。
なんかもう、好きとか嫌いとかで表すことが出来ない…。
彼の価値観は身近なものでは無いから、実感が無い。
カートリッジの発想がえげつない。
この作品に出てくるキャラは子供が多いし、ホッコリする場面が多いんですけど、こういう面があるから恐ろしいです。
どちらの面も同じ作者が生み出してるって思うと面白いです。
プルシュカが大好きなパパのカートリッジにされた事を知って、リコが泣き崩れるシーンは原作で読んでて泣きました。
映画ではもっと泣きました。
プルシュカは人として生きていく未来は閉ざされたけど、救われて良かったです。
いや、人のままリコたちの仲間になって一緒に冒険するのが1番良いけどさ。
使い捨てカートリッジのまま終わらなくて良かった。
プルシュカは救いがあったけど、他のカートリッジにされた人たちは…(泣
ボンドルドが「思ったよりこちら側」と言ってた通り、危険を顧みずロマンを追い求める!ようなタイプのリコだけど、これから成長していく中で友達のために悲しむ心は失わないで欲しい。
あと、メイニャ可愛いです。
アビスの生き物は謎の可愛さがある。{/netabare}