ウェスタンガール さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
心をつかむオープニング
石浜真史氏、オープニング&エンディングの魔術師の異名をとるアニメーターでありアニメ監督。
彼の手になるキャッチーなオープニングアニメ、神前サウンドに合わせてリズムよく打ち込まれる製作スタッフのクレジットの見せ方、そのセンスの良さに痺れた。
アニメファンの間では常識だろうが、恥かしながら、今まで全く意識せず見てきたのだ。
そう、“僕街”のエンディングや“ヤマノススメ2”のオープニングも、どこから見ても石浜スタイルである。
本編は、きらら系日常以外の何物でもない。
私にとって、この世界は水と空気のようなものだ。
ないと死ぬのである。
ゆえに、一作品をそれも一話ずつ大切に愛でるのである。
第一話、悠木碧さん演じるトオル、小さくて細く、最初は“とらドラ”の大河のように狂暴?、金属バットを持って走る、走る。
その疾走感あふれる映像はまさに、咲-Saki-を作ったGONZO第5スタジオが独立後、Studio五組名義で初めて製作した作品であることを知れば納得である。
そう、ストライクウィッチーズのそれである。
その後、きらら系名作の一つである“きんいろモザイク”につながってゆくわけで、そういう意味でも感慨深い作品と言えよう。