ニワカオヤジ さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:途中で断念した
食わず嫌いしていた「きんモザ」と本作を見た結果、どっちも無理。
こういう作品は、女の子達の他愛のないやりとりを見て微笑ましく感じて楽しむものだと思いますが、この会話が致命的に面白くなくて、断念しました。
なぜ面白くなかったのか?
それは、話に「落ち」がないからと思います。登場人物全員が「天然ボケ」な台詞や行動をして、それに周囲が突っ込む、のをローテーションしているだけ。
幼稚園児かせいぜい小学校低学年までの発言なら微笑ましかったでしょう。
これに比して、(ちょっとジャンルが違うが)きらら系でも「けいおん」、「ゆるキャン」等のキャラは天然ボケもするけど基本、ウケを狙ってわざとボケています。
例えば「けいおん」なら唯は天然な上にしょっちゅうボケるし、「ごはんはおかず」の歌詞は完全なボケ突っ込み。
ゆるキャンはリン以外は全員強烈にボケるし、リンのツッコミは鋭すぎ。
ごちうさのノリが好きという方もたくさんおられるのは理解していますので、否定する気はありません。ただ自分には合わなかったです。これは、オチのない話は現実でも許せないという関西人的気質のせいかと思います。
ちょうど最近聞いた話を思い出しました。
6年くらいを東京で過ごした後、関西に戻って就職した女子が、女子どうしでしゃべっていても「それでそれで?」とオチを求めて来るので、「あ、関西では話にオチがいるんだった・・・」と思い出して、ちょっとしゃべるだけでも緊張したそうです。今は立派なオチをつけられる女子になっていて気持ちよく突っ込ませてもらえますが。
と、まあここまで関西人気質について蘊蓄を傾けたところで最後に本当のことを一言。
「でも私関西人じゃないんです〜」
「どないやねん!」