退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ヒトとバケモノの境界
{netabare}{netabare}作中出てくる女の子の、“社会に疲れ切ったような目”、ニヤッとしたときの“Sっぽい口元”が、作者様の性癖をよく表している。
某動画配信サイトのコメント欄で、エレナのことを「闇落ちしたシナコ」って言わてるのを見かけてお茶吹いた。{/netabare}
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↑6話終了時点での感想↑
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{/netabare}
この作品はいわゆる「異能バトルもの」でありながら、勝敗を決する要素はいつも「能力を使用するヒト」であり、「(人間性を捨て去り)バケモノになる覚悟」である。
それに伴い、人間を「理性的な生き物」として美化しすぎるきらいがあり、これによって共感性が失われている。
つまり何が言いたいかというと、
〈人間、窮地に追い込まれれば非情な決断もする生き物では?〉と。
山火事を起こし、マドカの軍団から逃れた場面。アレって本来、クレアは一番安全圏にいたはずで・・・
あのまま戦わず、全滅ルート回避のみに徹して、やむなくも池内あたりを生贄に捧げていれば、自身と修一の命は助かる状況だった。
そんな中で、チーム全員を助ける作戦を捻り出し、自身も殺されるリスクを冒して実行した。
普通、助けられた者たちが彼女らに与えるべきものは感謝の言葉、「助けてくれてありがとう」「自分たちの代わりに手を汚してくれてありがとう」ではなかろうか?(吉岡は最終話で一応言ってたけど)
非道な作戦だったとはいえ、あんな反応をするのは逆に酷いというか、敵意まで向ける人間の心が私には見えなかった。
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……というね、性格の悪いツッコミを抜きにすれば、たぶんちゃんと楽しめたと思う。
最初の収集者であるホノカがツインテに成り代わるギミックなんかは凄かった。
お話自体はこれからってトコで終わったので、2期あったら盛り上がりそう。