anime さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
だいぶ動物っぽい擬人化が魅力
いろんな動物たちが通うシートン学園に、動物の一種である「人間」として通う男の子が主人公。同じくヒロインの人間の女の子と、ひょんなことから出会った狼の女の子と一緒に料理部を作っての学園生活を綴るコメディ。
男は全身ケモノなのに、女の子は人間の見た目にケモノの耳や尻尾がついてる状態で描かれてるっていうところが特徴的。
なので動物コスプレ系の萌え要素で迫ってくるだけかと思いきや、動物の生態まめ知識とかもしっかり盛り込みつつ、結構独特な雰囲気を醸し出しているところが魅力的でした。
まず主人公がケモノ嫌い(ツンデレ含む)な設定っていうのがよかったかも。そんなに動物好きでもないのにやたら動物に懐かれる人っていう微笑ましい感じがうまく出ていたと思います。
あと犬猫を始め、動物の生態に則したキャラづくりも何気に見事で、女の子も単なる萌えキャラというよりほんとの動物として見てしまうくらいなところもありました。犬が口をペロペロしてくるという、飼い犬とのスキンシップあるあるをこんな風に使うっていうのはなかなかの発想ですね。
先生が恐竜で結局最後は力で脅して言うこと聞かせてる感じとかの発想もおもしろかったです。
シンプルなエロ要素も積極的に取り入れてましたが、案外そういうのなくても幅広く人気が出るんじゃないかなとも思いました。ていうか個人的にはむしろ少し余計な感じすらしちゃったかな。
バカバカしくて微笑ましい、いいとこ突いてる作品だと思います。