
退会済のユーザー さんの感想・評価
2.9
物語 : 1.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
押井守という名のアートが生み出す芸術的な何か
押井守はアートである。
アーティストではないアートそのものだ。
ここでいうアートとは
よくわからんけどなんかおカネが集まる
ということだ。
前作の映画版攻殻機動隊は奇跡の作品だった。
士郎政宗と押井守のバランスが絶妙だった。
そしてそのバランスが崩れたのが本作である。
前作は素子が原作とは別人だったが
攻殻機動隊の良アレンジだった。
コレは攻殻機動隊ですらない。
攻殻機動隊の設定を使った
攻殻機動隊っぽい何かだ。
士郎政宗成分が消失した押井守のオリジナルだ。
暖簾分けではなく暖簾だけ借りたようなもの。
借り物の設定(原作)を使って
借り物の言葉(引用)を散りばめて
そこから生み出されるものは何なのか。
わからん。
という意味でも押井守はアート。
アートはわかる人だけわかればいい。
わからんものとにらめっこしてもしょうがない。
この作品がよくわからんという人は
攻殻機動隊がわからないのではなく
押井守がわからなかったということ。
気にすることは、何もないのだ。
音楽と映像は凄いと思った事は覚えている。
でも一番凄かったのは宣伝。