リクポテ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
「熱い」だけではない!
兄に勧められたものの、なかなか見れずにいたこの作品。
少し時間が出来たので数年の時を経てようやく視聴することができました。
全27話で、大きく分けて4部構成になっています。
熱血ロボットアニメというとこのアニメが必ず筆頭に挙げられるほど有名な作品です。
それほど有名な作品なので、実は視聴前から少しだけ内容は知っていた状態でした。 {netabare} カミナが死ぬこととかね。{/netabare}
なので、視聴前から幾分ハードルが高かった。
☆視聴後の率直な感想☆
「とても面白かった」です。
正直言うと最初のほうはつまらないと思いました。
基本脳筋たちしかいないので、ノリが暑苦しくて断念しそうにもなりました。しかし8話以降 {netabare} カミナの死{/netabare}から一気に面白くなります。
ロボットのデザインが絶妙にダサかっこいいですww
この作品は、どんな困難もひたすら気合いと根性で乗り越えて前に突き進んでいく熱さを売りにしていますが、それだけではないところが良いですね。世界観がしっかりと練られていますし、ギャグもほどよくあります。
加えて人間の心理描写もちゃんとされています。
キャラクターがめちゃくちゃ多いので全員はさすがに無理ですが、そこは仕方ないですね。{netabare} 第3部のロシウがまさにそのキーパーソン。
タイトルもロシウの言葉。タイトルの字体もロシウの真っ直ぐさを表しています。私がまだ小さい子供や学生だったなら、きっとロシウがただの嫌なやつにうつったでしょうし、この第3部はつまらないと結論していたと思います。しかし、大人の今だからこそ、ロシウの思いや葛藤はすごく分かる。人の上に立つことの難しさ、責任、リスクマネジメント。基本周り(大グレン団)が脳筋しかいない中で、作品の中でも数少ない頭脳派、論理派のロシウ。
実際第3部で大グレン団とロシウは度々ぶつかります。
でも大グレン団もロシウも自分にできることを精一杯、一生懸命にやっただけ。
不正解なんてきっとないんですね。
ただの子供向けのアニメではないことをひしひしと感じました。中にはこの部分をつまらない、不要と思われる方もいるようですが、私は結構好きです{/netabare}
しょこたんこと中川翔子さんが歌うOPと挿入歌が反則級に素晴らしい!音楽もこの作品の熱さをさらに増大させています。鳥肌たつシーンも盛り沢山ですよ!
同時に不満も少しだけ。
熱すぎるゆえに、スケールが大きすぎて置いてけぼりにされることが多々ありました。アニメのコンセプト的にあまり細かいこと気にしたらダメなんですけどねw
それと {netabare} 終盤ちょっと簡単に人が死にすぎじゃないですか?なんかお涙頂戴を狙ってる感が出てしまっていたような気が・・・{/netabare}
{netabare} ブータの人型への変形、これいらなかったのでは・・・{/netabare}
{netabare} 最終回の展開に関しては、賛否両論あるそうですね。ニアが消滅するのは途中の展開とかでもう分かっていたことです。あの展開に納得いかないというわけではありません。ただ、ただ・・・「無理を通して道理を蹴っ飛ばす」ならば、ご都合主義といわれようがニアは生存していてほしかったというのが正直な感想です。だってあまりにも切なすぎるじゃないか・・・地球を救っても愛する女は救えないのか・・・これも俗に言うシモンを翻弄し続ける「運命」なのだろうか。切なすぎて、視聴後にいろいろ思い返してしまい泣いてしまいました( ; ; ){/netabare}
一番燃えたシーン→ {netabare} 11話 シモンの覚醒シーン{/netabare}
ここはマジで鳥肌止まらなかった
一番笑ったシーン→ {netabare} ニアの料理を食べた後のロシウの渾身の顔芸{/netabare}
長々といろいろ書きましたが、かなり面白いアニメだったことは間違いないです。たまにはこういう熱〜いアニメもいいものですね。劇場版も今度見てみよう^_^