剣道部 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
楽しむ気持ちと想像力があれば、そこがキャンプ場になる。
[文量→中盛り・内容→雑談系]
【総括】
ゆるキャン△の前日譚。なでしこ が入学する前の話。
「大垣千明」と「犬山あおい」が、もらったばかりの部室でダベるだけなんだけど、なんか素敵。
ゆるキャンらしさ(キャンプ要素)は薄いけど、充分に面白かった。
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
鰻の寝床のような部屋の中でも、空想はどこまでも広がる。
高級なキャンプ道具、、、は、今は無理だけど、倉庫にある物でも、キャンプは出来るかもしれない。
ブルーシートの上に、ビニール傘を組み合わせたテントを建てる。トランポリンの真ん中を外してテーブルにする。その中心には、鉄パイプを3本組み合わせただけのトライポットを置き、バスケットボールを椅子代わりにする(キャンプ飯は、焼いたビックカツw)。
そんな妄想をするのも良いし、実際にキャンプに行った日の事を想像し、「キャンプにいったら、あんなことや、こんなことをやって~」「せやな~!」と、語り合うのもまた、楽しい。
「楽しむ気持ちと想像力があれば、そこがキャンプ場になる」
今、まさにコロナの渦中にいて、「ステイホーム」が半義務化されているなか、感じるものは大きかった。
先日のニュースで、「自分の家を学校にした」家族を見た。
料理の得意なお母さんは、「家庭科」を担当する。生き物が好きなお父さんは、「理科」の先生だ。お祖母ちゃんは折り紙を持ってきて、「図工」を。家族みんなで写生大会を開いて、「美術」にする。
その家では、GWの1週間の時間割りを作り、きちんと授業をしたらしい(子供が小学1年生だから、学校生活を教える意味合いもあるのだろう)。勿論、「国語」や「算数」だってある。
また巷では、子供を椅子に座らせ、ネットでジェットコースターの画像(オウンビュー)を見せながら、お父さんが頑張って椅子を動かすのが流行っているとか。お母さんは微笑みながら、扇風機で風を当てる。
「楽しむ気持ちと想像力があれば、そこが学校になる。遊園地にだってなる」
現実は確かに厳しく、職を失ったり、命を失ってしまう人がいることは、間違いない。
(職に関してはもっと行政に頑張ってもらわなければならないが)まず私たちは、自分や家族の命を守るために家にこもり、その上で、上記のような「楽しむ気持ち」と「想像力」を駆使して暮らしていければ、理想的なんだと思う。
「さあ、コロナが終わったら、何をしようか?」
「あんなことやこんなことしようね!」
「せやな~♪」
それがコロナ終息後の日本の経済を回し、今を頑張るエネルギーになる。
部屋キャンに学ぶべきことは、大きい。
まあ、私は、コロナが終わろうが、変わらずアニメを観ているとは思うのだが(自爆)w
{/netabare}