ネス さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
個性的なキャラが集まる学生寮での、青春の物語
とても評価の高い本作
試聴してすぐの印象は、ドタバタ系のギャグアニメなのかなと思っていました。
いきなり先輩に抱きつかれたり、裸のまま出歩くヒロインがいたりしたので。
しかし、見ていくうちに感想は変わっていきます
本作の印象としては、序盤 中盤 後半
で大きく印象の変わる作品になると思います
全24話分どのように変わるのか説明します
まず序盤、上記の通りドタバタ系のギャグアニメのような印象を受けます。
さくら荘に引っ越してきた主人公神田空太は
同じくさくら荘にきた少女椎名ましろと出会い、その少女はなんと、自分で着替えることもしない、コンビニのものを勝手に食べるような常識のない少女でした。
その少女をなんとか生活させるべく主人公は、ましろ当番というものを作り、それをもとに話が展開されていきます。割と下ネタ多めなのが序盤です。
中盤は青春物語のような印象を受けます
ましろと生活を重ねていくうちに、彼女が天才画家であることに気づく主人公は、自分にはなんの特技もないことに疑問を持ち、ゲームの製作を全力で取り組むことに決めます。
一方さくら荘の住人である青山七海も、声優という夢を持つ少女でした。
この二人が夢を追うために苦悩する様や、ましろの圧倒的な実力を前に、挫折しそうになる姿は心に響く人は少なくないのではないでしょうか?
さらに中盤から多く登場する赤坂というキャラ
とても好きです。 男キャラですが、女に見える用紙をしており、さらに引きこもりで、ちょっとツンデレ
暗い過去を持っているなど、すごく面白いキャラになっています。
まさか、あのキャラと結ばれるとは...
ラスト後半ですが
それら全て、最初のドタバタも中盤の苦悩も含めて、さくら荘の一つの思い出になっていきます。
そして、いよいよ迫る卒業の時、先輩達はいなくなってしまう中、今までの思いなどを卒業式で先輩が後輩達に語りかけます。
涙なしでは見れないラスト、僕も今まで見たアニメの中でトップクラスに感動しました。
といった感じの構成です。
全体的にキャラが良く、ラストはめちゃくちゃ感動
そして、笑いもあります
よってかなりお勧めできる作品であると思います
おすすめしない人は、序盤の下ネタが苦手な人
や、家族と一緒に観ようと思ってる人です。
家族と見るとはじめが気まずいかもしれません。
とは言っても、一人で見る分にはとても楽しめるアニメですし、まさしく神作であると断言します。
ラストの感動を、是非是非味わうべく、あなたもさくら荘に行きましょう!