えたんだーる さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
「カタリナ脳内会議」にやられました…(笑)。第7話の「危険なダンジョン」はガチで危険でしたね。
タイトルの知名度は高いですが、原作は未読です。
4月末のベスト10に入れたいから、とりあえず雑にですが書いておくと「カタリナ脳内会議」の絵面と演じ分けにやられました。内田真礼、有能(笑)!
2020.6.23追記:
第12話(最終話)まで視聴終了。続編制作決定のアナウンスがありましたね。
主人公が前世(現代日本)でプレイした『FORTUNE・LOVER』というゲームは「ほとんどの場合は王侯貴族しか魔力を持たない中で、平民の生まれながら光属性の珍しい、しかも強い魔力を持った平民の娘マリアが、魔力を持つものが集められた学校に入学して男性キャラクターと恋仲になることを目指す」という設定の乙女ゲーム(いわゆる「ギャルゲー」の男女逆転版)の世界に転生するというお話です。
しかも主人公のマリアではなく、ゲーム内でマリアの恋路を妨害する貴族令嬢カタリナとして転生するのです。ゲームストーリーの通りに進むとマリアのどの攻略ルートでも、カタリナは破滅的なBAD ENDを迎えてしまいます。
ゲームの記憶を頼りに、破滅フラグを折りまくりBAD ENDを回避しようとするカタリナなのでした…。
第7話に出てきたダンジョンはアニメオリジナルらしいのですが、王族や上位貴族の子女も受ける試験にしては本当に危険すぎますね。あれで重傷者や死者が出たら誰がどうやって責任を取るんだろうという、わりと話の本筋から外れたところに引っかかったりしたのはヒミツです。
他の方のレビューにも散見される意見ですが、中盤まででカタリナとメインキャラクターの人間関係が落ち着いて以降、終盤までに「中だるみ」を感じるかもしれないです。
OPにまで出てくる主人公の前世の親友「あっちゃん」の存在とストーリー上の役割は、本作品のフックとして効いていたと思います。
細かく観ているといろいろとアラ探しはできそうなのですが、楽し気な雰囲気と勢いで乗り切れる感じで、全体としてはそこそこ高いレベルで面白かったです。