フォニー さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
好みじゃない、、
当時流行っていて友達はだいたい読んでたから私も読んだけれど原作は好きになれませんでした。
今日もその偏見込みで観ながらこれを書きました。
前半のヒロインの突飛な行動によって恋愛風味が出てるあたりの雰囲気がどうも観ていて惹かれませんでした。このあたりは個人的に文章で読んでいる方が映像よりは好きだったかも。
設定自体は多分そこまで問題じゃないけれど、全て会話とモノローグで成り立たせようとする作りのものが私の好みじゃくて、、。
個人的に言葉が少ない会話も多くない作品を好むのでこの物語の特性と合わなかったです。
見たまんまの作品、というレビューを書いてらっしゃる方がいると思いますが、その通りだと思います。
突然始まり、突然終わる感じ。
キャラも、悪いとかじゃなくてただ好みじゃないという感じです。
キャラのセリフの浮いた感じは、脚本家のセンスと気が合わなかったなという感じです。
演出もわざと浮いた感じにしてるのかもしれないですけど、それを好きと思えなかったので物語全体的に好きになれなかったです。
でもこの作品もあの原作も、こういう雰囲気じゃないと面白くないのかも。
でも一定数の評価を得られる、美しい描写とか興味を惹かれるようなシーンがあることは確かだと思います。
単なる恋愛モノではなく、死を意識しながら進むし、本人たちもありふれた感情じゃないと言っています。
最後概念的な描写は良かったし名前についてのエピソードは結構好きです。
原作読んだときは軽く衝撃から来た嫌悪感で深く考えなかったけど、冷静に見ればただ生死と向き合うだけじゃなくて自己の発見についての話だったということがわかります。
そもそもの設定とかへのつっこみは、もうこの物語の目的上何の意味も為さないなと思いました。
最後まで観て、本読んだ直後よりは無理じゃないかもしれないです。
好きではないけれど、なんで好きになれないのかわからない。
展開は一つの物語としてすごくいいのかもしれない、と思えました。