たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「力」の代償は「命」
何かを成すためには、何かを犠牲にしなければならない。
宇宙には「エントロピーの法則」があるように、常にエネルギーや資源は有限である。
そしてなによりも地球環境に置いて、コロナウイルス以上に危険で、汚している存在は他でもない人間である。
「ぼくらの」には原作があり、大昔のSF巨大ロボット漫画「ザ・ムーン」が原作であるが、現代に舞台を移すと、社会の「闇」が浮き彫りになり、その世界で生きる子供たちの話になる。
「援助交際」「家庭内暴力」「学級崩壊」「いじめ」どれをとってしても現代社会の「大人社会」にも通ずる。。未だに解決できない問題である。
それを唯一解決する策が、ジアースと呼ばれる巨大ロボットにより、多元宇宙による平行世界の地球人を消滅させること。。。なんとも皮肉な話である。
自らの「平和」の為に相手の「平和」を奪う。
現代社会に問う「生きる」とはどういうことなのかをもう一度考えさせてくれるドラマがあります。