O.Y さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
もっと評価されても良いと思います[88.3点]
▪️アニメ視聴データ
No.005 「暗殺教室(第2期)」[88.3点]
視聴期間 2016年9月4日〜9月16日(13日間)
▪️もっと評価されるべき作品
1期に続いて25話だったので、全部で50話構成になりましたね。漫画とほぼ同時に閉幕を迎えた作品でした(ちなみにリアルタイムでは見れず)。自分はこの暗殺教室は実写映画から入ったので、よりアニメが輝いていました。まあやっぱりアニメの方がいいですかね。映画も別に悪いわけではないんですが。そして正直もっと評価されても良いかなって気持ちが1番にあります。それでは以下内容に触れていこうかと。ただ物語をまだ観てない人は絶対に見ないでください。
▪️2期の序盤の展開
{netabare}
まあ暗殺教室の設定あれこれは1期のレビューで見てください。1期はなかなか生徒が話に乗っかって面白くなるまで時間を要しましたが、2期は最初からエンジン全開でしたね。2期序盤は1期と同じ感じが続きました。順調に学校の行事を消化している感じ、E組ながら凄く青春しているなあと、本校舎の生徒達に比べると本当に楽しそうだなあと見ててほっこりするほどでした。
{/netabare}
▪️中盤以降の物語の展開と重大ネタバレについて
以下重大ネタバレ含む。
{netabare}
ただ中盤から物語が激変。まさかの茅野が先生と同じ触手持ちだったんです。これはしてやられましたね。ただ自分はなぜかYouTubeでこのアニメを調べたときにこのシーン最初に見ちゃったんですよね…。その分インパクトは弱かったですが、いやそれでも衝撃でしたよー。
1期に堀部糸成ってキャラがいましたね。2期最初の方に再びやってきて結局はE組の輪に上手く入ることができましたが、その糸成の件からもわかるように触手の注射を体に打ってしまうと強大な力を得ることができますが、それに対する激痛はなんとも耐え難いものでしょう。それをここまでの間にほとんど見せずに…。ただ色んなところに伏線はありました。例えば2期2話の茅野のプリン回での台詞には
「本当の刃は親しい友達にも見せないものよ。また殺るよ。ぷるんぷるんの刃だったら他にも色々持ってるから」
いや、これ後々考えたら完全なカミングアウトでしたね。伏線回収が見事でした。他にも…
・プールで泳げない(触手は水を吸ってしまう?)
・シロのクラスに糸成以上の怪物がいる発言
・漫画版には背中に触手のような影が所々に…
などなど。そこからは本当に急展開でしたね。ヒロインというか、あんまりクラスで目立った行動を取ってなかったのでちょっと不思議に思っていましたが…、実はこの茅野カエデ…っとこれ以上のネタバレはよしましょうか。切りがなくなりそうです…。
{/netabare}
▪️殺せんせーの「暗殺」に対する生徒の気持ちの変化
※少々ネタバレ含む
{netabare}
2期の中盤あたりから先生を暗殺することに対して戸惑いを感じるようになった生徒達、確かに先生の暗殺目的から始まったこの暗殺教室も生徒達にとっては本当の思い出になったことでしょう。そんなかけがえのない思い出を一緒に作っていった先生を果たして殺せるのか…?E組は先生を「殺さない派」と「殺す派」に分断を始めます。一応設定上では先生を来年度までに殺さないと地球が滅亡するという風になってますので「殺さない」からにはそれなりの打開案が必要ですが、主人公の渚が「殺さない派の筆頭」、そして業が「殺す派の筆頭」という構図でクラス内でバトルを行いますが、この辺りの流れは結構好きでしたね。クラスが団結していくためにもこの戦いは必要なものでした。渚は単純な戦闘能力(喧嘩なども経験の差から)に関しては圧倒的に業に劣っていたのですが、これまで暗殺教室で学んだこと、そして天性の暗殺スキルでカルマに向かっていく姿、あまり普通は男ぽっくないキャラでしたが、かっこよかったですね‼︎結局は渚のひたむきな姿を見て業が降参という形にはなりましたが、見ててハラハラするシーンでした。
{/netabare}
▪️「暗殺教室」を通して感じたことや学んだこと、殺せんせーの名言も交えながら…
{netabare}
タイトルこそ物騒でしたが命の重みを逆に感じるアニメでした。この発想は素晴らしかったですね。後は殺せんせーの名言が色々心に刺さりました。下に少しながら例を挙げておきます。
「清流に棲もうがドブ川に棲もうが魚は美しく育つのです」
環境によって自分の可能性を狭めてしまうのはもったいない、自分が決めた進路で精一杯出来ることをするべき!そんな事を考えさせられました。
「社会を批判するのは無駄な時間でしかない
自分がその社会という荒波のなかで、どうやって上手く立ち回るかが重要」(※ちょっと改変あり)
今は社会はコロナウイルスによって本当の荒波状態です。そんな状態だからこそ、今何をするかが重要なのかもしれません…。とか言いつつ今もアニメに夢中になっちゃっていますがね…。
「人を騙すには、相手の気持ちを知る必要がある。言葉に工夫をする必要がある。上手な毒の盛り方、それに必要なのが国語力なのです」
自分は国語は自分の国の言葉だからというあまりポジティブな思考で国語を学んだことがなく、それもありあまり国語の成績はよくありませんでした。たからこう言ったプラスな考え方はなんかやる気が出ましたね。まあ人を騙すって詐欺とかはダメですよ…。お互いにプラスになるような嘘ですよ。
{/netabare}
▪️総評
以上のようにこのアニメを通して色々考えさせられることもあり、自分にとっては印象深いアニメですね。漫画を始めて購入した作品でもあります。観た事ない方は是非観てくださいね‼︎