ねごしエイタ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
好きという難題に挑む若者たち
とある国立大学彩玉大学の研究室で、氷室が雪村を好きかどうか?幸村が氷室を好きかどうか?証明する研究課題、両想いを立証すると言う難題に取り組むお話です。
ここでの理系は、情報科学科、世の中の様々な情報を数値化、世の中の問題を数理学的に解析し解き明かさんとするという設定です。情報工学科は聞いたことあるけど、情報科学科知らないです。化学、生物学などなら白衣をは羽織るけど、薬品などを使う学科にも見えないので、そこがよくわからないです。理科学情報部門・・・何なんだぁ?です。
要所に出てくるリケクマ、分かりやすい話だけど、覚えてられなかったです。
好きの一般条件とは何なのか?、氷室の発言から始まる好きの定義を解析することから始まるのです。理工学専攻の考え方はいかに!です。
各種恋愛に関する実験に巻き込まれる、心の中で突っ込むあきれる後輩の奏、何やら楽しんでる先輩の棘田、二次元キャラ大好き後輩の犬飼、課題に関心のもつ池田先生など、面々がどうかかわっていくかも面白いです。
実験も多様?で、恋愛でよくありがちなシチュエーション、全てに意味づけ、数値で測ったり、謎の数式グラブ、数字がわからなかたったです。{netabare}にしても、恋愛的行為判定なんてよく思いつくなぁ!です。
心拍数、オキシドシン測定というのも測定法も良く分からないし、本当にその場面で測れたものかも現実に置き換えると、怪しい気もするです。{/netabare}
思うところはあるけれど、知的に見えながらも氷室の恋する感情に、振り回される雪村が面白いです。そんな氷室に、なんだかんだ最初から意識する雪村も冷静なようで、取り乱すところも見所です。
結構、氷室の恋、嫉妬などの特別な雪村に対する感情が、時に強くでてくるです。何だこんな、そんなことで縮まる2人が、特に終盤要必見です。
お互いに嫌われたくないながらも、好きということに素直になれない2人だったと思うです。好きという氷室に対し、はっきりと好きといえない雪村はどうなのかが、話を作っているように見えなくもないです。
理屈っぽく2人らしい今までの日常のようでありながらも、一つの幸せの形を見せてくれたようで、「これで、いいのだ!」だったです。