kazz さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
龍をいただく
原作未読。
龍が空飛ぶクジラのようなイメージで存在する世界。
龍を探して空を飛び回り、見つけたら捕って解体して売る事を生業とする龍捕り(オロチとり)と呼ばれる人々がいた。
彼らの乗る捕龍船に借金をしてまで乗り込んだ少女が龍捕りの在り方を身につけながら成長する物語を軸に周囲の人々の姿を描く群像劇。
だいたいの回で龍の肉を使った架空料理が登場します。どれも美味しそう。
最近飯テロアニメが流行ってますが、どれも調理や味に焦点を絞ったものばかりでした。が、当然、その前に食材を捕るというプロセスがあるに決まっていて、本作はこの部分に焦点を当ててファンタジーに昇華させています。そのため中盤までで飯テロで視聴者を惹きつけておきながら、終盤で命をいただくという実感を持ってもらおうという制作の意図を感じました。
龍に関しては、いずれも妖艶でありながら形状も大きさもまちまちで、大きいものは怪獣レベルで小さいものだと鳥ぐらい。怪獣サイズの回は本当に怪獣映画みたいなストーリーで面白かったです。
あと、ポリゴンピクチャーズというとシドニアの騎士やアニゴジを観てきて若干キャラクターの表情が硬いなぁという印象だったのですが、本作では技術がかなり向上していてほとんど違和感なく視聴できました。スゴいです。