どどめ さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
謎の高評価。イライラに耐えれば良作か。
青春を題材にした作品が大好きです。
初々しくて痛々しくて青々しくてもう見てらんない!みたいなのがうひゃーとなって堪らないという特殊性癖を持つ私ですが、この作品に関しては、確かにこれ以上ないってくらい青々しいのだけど、ちょっとだめでした…悪い意味で耐え難かった…。
主人公の安曇くん。ひたすらイライラする。彼女に対しても親に対してもなんだその態度は!身勝手な振る舞いは!
これこそ思春期青年あるある!とか言って片付けてしまいたくない不快感。
自分は言いたいことをちゃんと言葉にして伝える努力もしないくせに、不満はきっちり態度でぶつける。
何も悪くないし健気でいい子すぎる茜ちゃんがいたたまれない…。
それなのに謝罪すらきっかけ作ってもらわないと自分からはできないって…。
更に更に自分のことは棚に上げて彼女の不安に対してはエッ?ドウシテ?っておまえ……。
茜ちゃんのKY(死語か…?)すぎる友人にもイライラする。
人を好きになることはもちろん悪くない。
好きな人も友達も選べないのもよくある話?だけど、それ以前に!そういうことじゃなくて!その態度!その無神経さは一体どうなってるのか!え、ちょっとこの子なんなの?大丈夫なの?と些か恐怖すら覚えてしまう。
90年代の音楽持ってくるアニメは毎回思うけどずるい。
でも東山奈央さんの歌声がこれもまた個人的には嵌まらず。
原曲はいい曲なのに…とまたしてもイライラする私…だめだこのアニメ…向いていない…
Cパートは総じて良かったです。
安曇くんと茜ちゃんがLINEを駆使して現代恋愛してる割にやりとりが奥ゆかしすぎて、今時こんな中3いないだろうよ!!!とツッコミ入れたくなる反面で、健全に擦れた感じの友人らに一安心。さくらちゃんもすごく良い。
あとEDのLINEの微笑ましさは異常。各回楽しみにできた良演出。
こんな理想論詰め合わせみたいなカップルも、広い世の中のどこかにはいるのだろうなぁ。