鰺鱒 さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
隙あらばサービスショットを繰り広げるハーレムもの。
原作知らず。
日本に古来から住まう妖(あやかし)と、それを討つことを使命とする十数家ある「鬼斬り役」の一族。そのうちのある家の流れをくむ主人公と、その家に故あって忠節を尽くす化け猫(美少女)の出会いから始まる、、、、ぼーいみーつハーレム(ひと+妖)もの。
個人的に少々苦手なキャラデザでしたが、アニメーションとしては十二分のできだと思います。
あまりお薦めできません。
{netabare}
別の作品でも書きましたが、僕はハーレムものの正否はヒロインたちではなく、主人公の魅力・人物像に依存するところ大だと考えます。
で、本作の主人公、無能です(戦闘においても、知力においても、状況判断・行動力の点でも)。あるのは「人としての優しさ」一点張り。最終盤に至るまで主人公の内面的な成長もありません。あったらあったで不自然というかご都合的というか、納得しづらい変化に思えました。10話最後の「強気」な主人公は違和感の塊でした。魅力のかけらも感じない主人公を中心とするハーレムものは、観ていて苦痛に感じます。
物語全体は正直に言ってCheap。終盤の展開に驚きもわくわくもありませんでした。最終話の超展開は、フィナーレまで含めて苦笑いものでした。最終話は、ちょっと酷いです。
それでも最後まで観られたのは、それなりにおもしろいと思えた世界観と、それなりに魅力を感じる女性キャラたち、隙あらば提示されるサービスショットのおかげでしょうか。
{/netabare}