シャベール大佐 さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ポピパよりもRASを中心に描いた、女子高生バンドアニメの3期
女子高生の日常+バンド活動を描いた作品の3期。全13話。
今作のスタートは2期最終話から4ヶ月後。「BanG Dream! Girls Band Challenge!」という大会が開催されることになり、各バンドが武道館で行われる決勝ライブを目指して切磋琢磨していく、みたいな内容になっています。
このシリーズ、主役は言うまでもなく「Poppin'Party」(ポピパ)ですが、今回はどちらかというと「RAISE A SUILEN」(RAS)が物語の中心という印象。作品前半ではRASのギタリストに六花がスカウトされる話、後半ではRASのバンド内の人間関係の描写がメインになっていました。個人的には、バンドリという作品の最大の魅力はポピパのキャラ(特に香澄、おたえの変人コンビと、常識人・有咲との絡み)にある思っていましたし、またRASというバンドについても、2期ではそれほど良いイメージがなかったので、正直、RASじゃなくてもっとポピパを出してほしいなあ、なんて思いながら視聴していたのですが、観続けていくと、マスキング、チュチュ、パレオなどの本当の人間性も伝わってきて、普通に応援できるようになりました。作品の構成としては武道館ライブがクライマックスなのですが、物語的なピークは、チュチュとパレオの絆を中心に、RASの結束が描かれたあたりだったと思います。
作画は2期から引き続きCGですが問題なし。音楽は、OPの「イニシャル」とEDの「夢を撃ち抜く瞬間に!」が、歌詞も含めて良かったです。キャラでは、パッと見は怖そうなのに実はめっちゃ優しいマスキングに好感が持てました。
最後まで観終わって、前作までと同様にキラキラした青春が楽しめて、まあまあ良い続編だったと思います。この後は劇場版の制作が決まっているようなので、そちらも機会があれば観てみたいですね。