むぎ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
えりぴよと舞菜の両片思い...?
「推しが武道館行ってくれたら死ぬ」通称推し武道は、地下アイドルChamJamのメンバー舞菜を推す「えりぴよ」の、ドルオタ活動を描いたストーリーです。
アイドル視点からも、オタク視点からも楽しめるので飽きる事がないし、視聴者の私たちも「ChamJam」を応援したくなります。
まず、本作の主人公えりぴよは、舞菜に全てを捧ぐトップオタです。
舞菜は不人気メンで、えりぴよは「舞菜ファンがもっと増えて欲しい」と思っています。
えりぴよの、舞菜への思いは相当の物で「舞菜が武道館行ってくれたら死んでもいい!」と豪語するほどです。
私としては、若干害悪なえりぴよに感情移入できないこともあります。
しかし、えりぴよの発言は「誰かを推す全ての人」に共感できるところがあり、作品の魅力に一つになっていると思います。
そして、そんなえりぴよの推し「舞菜」について。
舞菜は、えりぴよに「塩対応」を取ってしまうのですが、それは「えりぴよへの好意」から来るものなのです。(もちろん緊張もあると思うのですが...)
舞菜は、握手会でえりぴよに良い対応をしたいのに、緊張からか上手く話すことが出来ません。
えりぴよは、毎度の塩対応にショックを受けつつも何とか受け止めています。
そんな、舞菜とえりぴよのすれ違いは言葉に表しがたい「尊さ」あります。
そして、舞菜が所属するChamJamの他のメンバーもとても素敵で個性豊かです。
アニメを見たら、メンバーみんなを愛せると思います。
百合チックなシーンもあり、とても尊いです。
えりぴよのオタク仲間の「くまささん」「基さん」もそれぞれの「推し方」で推しているので、共感ポイントもあります。
「両片思い」と呼ぶにふさわしいえりぴよと舞菜の関係。
可愛くて愛せるCamJam。オタクとして共感できる部分。
たくさんの魅力が詰まった良作品です。
エイトビットさん制作で、作画も良いです。ライブシーンを手書きで描いているので、そちらも必見です。(最終話はCGもありましたが..)
個人的には、ここ最近だと5本の指に入るアニメなので見たことない方はぜひ!!!!