O.Y さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
物事に蹴りをつけるって大事[91.2点]
過去の出来事を思い悔やむことは誰にだってある、ただそれをずっと引っ張り続けることはあまり良くないだろう。心身的にもプラスにはならない。ただそれに蹴りをつけるって難しいんだよね。この話では過去の大きな出来事に蹴りをつけようとする高校生らの物語である。(説明下手ですいません…ただ素晴らしいお話ですよ!)
以下物語の説明を含みます。
{netabare}
幼い頃は仲が良かった宿海仁太(じんたん)、本間芽衣子(めんま)、安城鳴子(あなる)、松雪集(ゆきあつ)、鶴見知利子(つるこ)、久川鉄道(ぽっぽ)ら6人の幼馴染たち。かつては「超平和バスターズ」という名のグループを結成し、秘密基地に集まって遊ぶ間柄だった。しかし突然の芽衣子の死をきっかけに、彼らの間には距離が生まれてしまい、後悔や未練や負い目を抱えつつも、高校進学後の現在では疎遠な関係となってしまう。※()内はめんまがつけた愛称。
めんまの死を悔やむ5人だったが、ある時、主人公の仁太にだけめんまの姿が見えるようになる(当然他の人たちには見えない)。これをきっかけに「超平和バスターズ」のメンバーは「めんまの死」に蹴りをつけようと試みる。まあメンバーそれぞれ思い残していることが色々あったようだ。そこでめんまを成仏させようとするのだが、それに今のメンバー内での思いも絡み合っていくのであった…。
以上のように物語の設定も自分は好きだった。あとは心理描写もかなり繊細だったので物語に入っていけた。完成度はなかなかのものだと思います。ただ最後の落とし所が難しかったかなとは思いました。ラストはちょっとだけ詰め込んだ感があったのか、感動はしましたが、後もう少し欲しかったかも…という感じ。ただ名作であることに間違いはない。皆さんも是非みてくださいね‼︎
{/netabare}