偽ニュー隊長 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「僕の大切な人を奪いにきたのは、僕だった」・・・このキャッチに込められたものを感じてほしい(80点)
全24話。
2005年作品。アニメオリジナル。
個人的満足点:80点
アニメ系統:SFアクション&純愛
このアニメの率直な印象としては敷居が高い。
独特のキャラデザ及び作画、SF要素に量子力学、序盤の意味不明さ。
これらの要素のために取っ付きがかなり悪い。
さらに最近流行りの萌えとか厨二とか皆無に等しいため、
そういったアニメが好みの方にはさらに敷居が高い。
しかしながら、それぞれのマイナス要素は決して悪いものではなかった。
独特のキャラデザは萌えに走らずキャラの魅力を出すには十分。
作画はこれを作画崩壊ととらえるのか?
挑戦ととらえるかで意見が分かれるところではあるが
色々な試みがなされていたし、動きに関しては申し分ない。個人的には評価したい。
(どこかで観たことある雰囲気だと思ったら、鉄腕バーディだった。)
量子力学設定も用語が難しくさせているが、あまり難しく考えなくても話についていける。
そんな難しい言葉なんか考えずに、人と人とのつながりや
人が存在するためにはという部分に思いをはせらせて視聴していただきたい。
音楽は◎
OP曲はeufoniusが歌う。
作品の雰囲気にマッチしていた。
作中のBGMも重厚で作品をより盛り上げていた。
これから視聴しようという方は
それぞれのキャラの心情にふれながら、
キャッチコピーの本当の意味にたどりついて欲しいところ。
と、まあ小難しい印象のアニメではあるが
つまり、何が言いたいかというと
サブタイの「もうひとりの君へ」がぐっとくる。