まつまつ さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
最後まで悲しい物語だったがアッシュは幸せだったのだろうか。
少女漫画原作としては珍しいバイオレンスアクション。
話としては面白いが、ちょっとBL要素が多すぎかと。
主人公のアッシュリンクスは容姿端麗、頭脳明晰で戦闘能力も高いが、子どものころから男娼としておもちゃのような扱いを受け、成長してからも暴力と抗争の毎日とあまりに壮絶な人生に観ていて辛くなってくる。
もう一人の主人公であるカメラマン見習いの奥村英二は純粋で本来であればアッシュとは関わる事の無いような人生を送っているはずだったが、ギャングの取材に同行した事から抗争に巻き込まれてしまう。
一緒の時間を過ごす事でアッシュと英二はお互いに無い物を求め合うかのように惹かれ親友になっていく。
英二がいる事がアッシュの心の拠り所になってはいるのだが、観ている方からすれば、英二は実力は無いのに人を助けたいという気持ちが強いばかりにかなりの足で纏い感がでていて若干イライラする。
マフィアのボスを倒しハッピーエンドかと思いきや、死んだ仲間の敵討ちとばかりに通り魔的に刺されアッシュは死んでしまう。
これも濡れ衣を着せられたようなもんで、死ななくても良かったんだよと心底思う。
救いようのない話だった。