ふぁんた さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
こんなサービス、、しまくる!
フロンティアの亜種です。テレビ版の総集編になるかと思いきや、テレビ版を踏襲しながら新たな展開が進められていきます。
今作でもシェリルとランカはめちゃくちゃ可愛くて超輝いています。この二人が恋でも歌でもライバルなのに素敵な尊敬関係にあるのが素晴らしい脚本だと思います。だからこそ二人で協力して歌を届けるという掛け合いが本当に力強くなりますね。
現実のMay'n部長とまめぐのライブでも二人の全力をぶつけ合ってさらなる高みへ向かう歌唱は本当に心打たれます。
まず「オベリスク」!!です。めちゃくちゃ熱くて、{netabare}バジュラに襲われ再びライブを中止に追い込まれ逆境の中でも諦めないシェリルが戦いの女神のように美しいシーンです。{/netabare}虚空歌姫の中で一番好きな曲です。オベリスクにのせた市街戦はぐるぐる動き回り曲のアップテンポで儚い歌声が戦闘を後押しします。こんなに難しい曲を菅野さん曰く「いつも泣き叫んでいるような歌声」で美しく紡いでくれる部長は本当に最高です。
そしてCM女王菅野神がランカのために書き上げたCMランカたち。可愛らしい曲ばかりでランカの下積みを彩ってくれます。もう流石菅野よう子という曲ばかりです。
さらにシェリル新曲のユニバーサルバニーとピンクモンスーン。シェリルらしいセクシーで大人びた曲はシェリルの大人女の子なキャラを素晴らしく表しています。
最後のライオンにのせた決戦は流石マクロスな音楽と戦闘の融合の勢いが素晴らしいです。ロボものがあまり好きでない人でも絶対に楽しめる演出になっています。
本当に歌と戦闘がここまでマッチするとは正直発想にありませんよね普通。河森監督をはじめスタッフみなさんの着眼点の素晴らしさに脱帽です。
遠藤綾さんの「あたしの歌を聴け!」からのもってっけーは何度聞いてもテンションMAXになりますね。
劇場2作品の前半1作目ですが、これだけでも楽しめるような構成にしっかりなっていて本当にフロンティアファンにくださったボーナスのような作品です。