RFC さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
お前らはいったい何と戦ってるんだ 「妄想です」
原作未読。
タイトルに「天才たちの恋愛頭脳戦」
というフレーズがなかったら視聴してないと思います。
デスノートのような激烈な駆け引きを期待して視聴開始。
【作品概要】
昔から「惚れたほうが負け」とか言われてますが
それを極端に誇張した定義の説明から物語は始まります。
要は半分相思相愛な二人が
「先に告白したら自分のアドバンテージがなくなる」
という妄想にかられた結果、何とかして相手に告白させようと
必死に策を弄する物語です。
【作品に対する感想】
国家レベルの天才が恋愛に策を弄するという
無駄を笑うコメディです。
いやー笑わせていただきました。
どうもこういう 深慮(妄想)→勘違いというコメディ
大好物なようです。(ゲーマーズとかぼく勉もその類ですし)
キャラが強烈なので、物語が全然進展しなくても
全然笑ってられます。
2期が続くようなので、そっちも継続視聴決定ですね。
1)物語
まず歪んだ恋愛観が笑わせてくれます。
一理あるんですが、全員が全員こんなこと考えてるわけではないと
信じたいです。うん、信じたい。
というか彼らは本当に天才ですか?
勉強はともかく、こと恋愛に関してはアフォではないかと(笑
駆け引きに関しても裏目に出るばかりで全く役に立ってません(笑
こやつらが国家を背負う人材かと思うとうすら寒くなります(笑
毎話「本日の勝敗」という締めが恒例となっていますが、
結構笑えます。
なおデスノート的な駆け引きは2話くらいまでであとは妄想との戦いです。
ラブコメ色が強くなっていきます。
2)作画
横顔で口を開いてるとき、背景であるべきところが口腔色なので
すごく違和感があります。
3)声優
ナレーションの青山穣さん、いい仕事してます。
4)音楽
OP「ラブドラマティック」が無駄に豪華で噴きました。
鈴木雅之さんの濡れたアダルティな声と、
白銀たちの青臭さのギャップが最高です。
あとBGM際どすぎて噴きます。
冬の○ナタ
東△ラ◇ストーリー
的なべたべたなやつを炸裂させてきます。
5)キャラ
強烈なキャラで、皆さん好きですね。
➀四宮かぐや
多重人格者?
才色兼備、容姿端麗なのは間違いないですが
無駄に大掛かりな裏工作の必死さが笑えます。
ゴミを見るような目で「お可愛いこと」という
セリフが印象的ですが、この娘が実際に言ったことは
ほぼなかった気がします。(すべて白銀の妄想)
この娘の猫耳は防御無視の限界突破クリティカルヒットです。
最後のほうで徐々に垣間見えてきた彼女の事情をもうちょい
知りたいですね。
➁白銀御行
天才といわれてますが、印象は頭でっかちの坊やってかんじですね。
行動力の面でちょっと疑問です。
ただ、無茶苦茶努力家ではあるので、嫌いではないです。
➂藤原千花
生徒会で最もまともな人のような気がします。
アホのような扱われ方してますが、
一番バランスが取れてるんじゃないかと思います。
1話からカオス扱いですが、他の人も全員カオスなので
全然マイナスになりません。
➃石上優
こいつ面白すぎます。
会計の実務力は高いものの、超ネガティブ思考。
こ奴の中学時代が知りたいです。
➄早坂愛
この娘面白すぎます。
作中最も優秀な人物のような気がします。
めんどくさい主人をもっとガンガン煽ってほしいですね。
6)好きなシーン
{netabare}
➀白銀御行はまだしていない
割と最初のほうでかぐやが絶対キスと勘違いしてるのは分かったんですが、
そのまま引っ張ってあり得ない変態的勘違いまで行ったのは
笑いました。
➁石上、弓道について語る
なんというか、こだわりが異常でした。
悪意を50倍盛り込んだ作画と音響さんに拍手です。
そしてわざわざハリセンを作る工程を描いた演出最高です。
古川さんが「暴走した初号機」とレトリックした
小原さんの演技が最高でした。人刺すくらいの勢いですよ。
➂かぐやお見舞い
早坂愛の独壇場でした。
この娘の煽りが面白すぎて(笑
しかし女子の唇に触れるっていうのは
DTとしては相当ハードルが高いと思うのですが、
どうですかね?
せめてなでなで位から始めんと!!
最後の「白かなー」がダメ押しの爆笑。
➃友達の話なんだけどー
かぐやと白銀がどうやって仲直りするかの相談。
どっちの言い分もわかるんで、勝敗つけがたいんですが、
私が男性なせいかどっちかというと石上優の主張があるあるで
笑えました。
多分これの感じ方は性差がものすごくあると思います。
{/netabare}