千藤ちと さんの感想・評価
2.2
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:----
低評価。観ていてしんどい。
原作未読でアニメの感想、タイトル通り。
伝えたいことが何なのか分からない。戦争に翻弄される高校生の恋愛劇を表現したいのはわかるけど戦争、人間兵器、という設定で骨になるテーマが定まってないから最終回まで見終わっても「○○は大事」とか、「○○について考えさせられた」等の実感が伴わず肩透かしを食った感が半端ない。
そもそも戦争と恋愛の表現のバランスが悪いから恋愛が主軸のはずなのに戦争や反戦が主軸のテーマとも取れる。話の牽引を戦争という事象に委ねてしまっているから仕方ないが、肝心の恋愛に一貫したテーマが無いのが一番致命的。
さらに話を牽引するはずの戦争の設定自体が稚拙過ぎ。彼女が最終兵器彼女っていうテクニカルな設定にしたのに脇を固める設定がスカで感情移入どころか世界観にも満足に入り込めなかった。正直手抜きだとも思う。
戦争の現実のなか、しゅうじとちせの恋愛は結局なんだったの?という消化不良と繰り返す鬱展開によるストレスしかこの作品から得るものはなかったです。