きつねりす さんの感想・評価

3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

完全理解は難しい…でもこれが明確なゴールに違いない！

アニメ終盤を見逃していてそれでも分かるかなぁ…と思いながら劇場に行ったものの、しっかり楽しめる作品になってて安心。時期が時期なのでお客は自分1人だけ…前もってチェックしておいたけど本当に1人だけとは！と驚きつつ特等席で鑑賞。
中身としては『総力戦』という言葉がぴったりくる内容で、3期のラストで{netabare}炯がインスペクターになった{/netabare}という前知識くらいあれば充分かと。（ただしそれ以前のシリーズを全部追っている上で！）
灼と炯のメイン2人に加え、今回は{netabare}志恩さん{/netabare} が良い味出してました。まあこの人達が目立ってるだけで、一つの事件を通してそれぞれのキャラの掘り下げや魅せ場も満遍なくやってくれてるのがこの作品の良さであって…改めて制作チームの構成力の高さに感服。
相変わらず用語同士の繋がらなさ、終盤の『そうするしかないけど理解度が追いついてないと腑に落ちにくい頭脳的駆け引き』は健在でしたが、ゴールを迎えると不思議と爽快感を感じられるように出来ていて…やはり見せ方と伏線の張り方が上手いせいなのか。
名状しがたい部分も多々あれど、とにもかくにもこの一本でひとつの区切りがついたというのは確かな完結編でした！これから考察サイト行ってきます！