タック二階堂 さんの感想・評価

3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態：観終わった

もしかして私たち、入れ替わって……ないけど見た目はね。

詳細は公式でも。

祠にお祈りをする少女・からだ。
そこに現れた椒子。実は彼女は、からだの兄である
尋のアメリカ時代の元恋人でした。

ある夜、祠の前で再会した2人は、中身がそのままで
年齢だけ身体が入れ替わってしまったのでした。

というお話。

身体が大人、頭脳は子どもの五百川からだ。
身体は子ども、頭脳は大人の椒子。
人に話せない2人が共同生活を始めます。
そして、とうとう尋にバレてしまい、今度は尋の
家で3人の世を忍ぶ生活がスタート。

しかし、ある日、尋と椒子が昔、恋人同士だった
ということを知ってしまった“からだ”は、自分が
早く大人になりたいと祈ったために、こんなことに
なってしまったと気に病んで、家を出て都内へ。

と、このあたりまでは面白く、興味深く観ていたの
ですが、徹允が琴美に連れられて着いた元先生の
家が、からだが住み込みバイトとして身を寄せて
いるペンションだったという展開に萎えました。

んな偶然、あるわけねえだろっ！！！！！

からだと椒子が大人と子どもで入れ替わりました。
その2人が、隠しながら生活する様。
尋と3人で暮らす様。そして、からだが家出して、
小学生がどうやって都会で生計を立てるか。
そのへんまでは、ifの物語として非常に楽しく
観ることができたんですが、どうにも徹允が絡んで
強引に海のペンションでのシーンになったら…

ということで、惜しいなぁという印象が強い作品。
随所に面白さが散りばめられていて、ある程度の
評価はできると思います。ただなぁ…
とにかく惜しい。そんな作品でした。