ウェスタンガール さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
心のアクセル踏み込んで!
“Punch it!”スピード上げて、“行け~!”みたいな言葉のようで…。
友達を抱えて爆走“PUNCH”し、それぞれの心“MIND”に寄り添う姿が“HAPPINESS”、セロトニンMAXのオープニングである。
どこかの新興宗教団体のようなネーミング、“天之御船学園”に通う“負の業”を背負った生徒たち。
その中でも、飛びぬけて“あんハピ”な5人は王道“きらら”キャラである。
そう、“ごちうさ”の面々を思い浮かべて頂ければ良いだろう。
主人公の“はなこ”は全ての不幸を招くトラブルメーカーであるが、全く意に介さず、みんなの助けで結果オーライ、どこまでもポジティブシンキングだ。
声の人は“花守ゆみり”さんで、ゆるキャン△の“なでしこ”ちゃん、ピッタリである。
逆に、ネガティブシンキングの代表が“ヒバリ”ちゃん。工事現場の看板、『ご迷惑をおかけします』の人に片思いをしている孤独な子であるが、どんなトラブルに巻き込まれても友達を見放すことのない優しさの持ち主である。
また体の弱さから、人に迷惑をかけることを恐れる“ぼたん”ちゃんは、それでも皆と楽しもうと、セルフメディケーションで頑張ってゆく、まさに医療保険制度の守り手だ。
そこに、プライドだけは高いが極度の方向音痴の“ひびき”と、動物のメスに愛される“レン”の幼なじみが加わる。
担任の小平先生と“使い魔”であるチモシーが曲者だ。“しあわせ”になるための課外授業はどんどんエスカレートしてゆき、我々は、“きらら”的超展開を観ることになる。
{netabare}ブレア・ウィッチ・プロジェクト風のホラーに始まり、それぞれのキャラの人の4人までもが関わる“プリキュア”の世界に転生してしまう。
そして最後にはガンダムワールドまで巻き込んだ大バトルとなるのだ。{/netabare}
おっと、ラスボスの存在も仄めかしておくべきだろう。
{netabare}小平先生の人、原由実さんが“オーバーロード”の“アルベド”の人であると言えば分かりやすいだろうか。{/netabare}
もちろん、お約束の温泉回もあって、心温まる大団円を迎えることは、“きらら”であるがゆえに、ネタバレでもなく、伝えることは許されるはずだ。