ローズ さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
Sad Wings Of Destiny【注1】
不登校で引き籠りの貫井響。
ギターの演奏などを動画サイトにアップしたところ、メールが届く。
メールの差出人と会う事となったが、
現れたのは五島潤・紅葉谷希美・金城そらの小学生トリオだった。
話を大まかに区分けすると
・教会での初ライブ
・離島での町おこし
・対バンライブ
上記の3つに分けました。
(主観なので異論は認めます。)
教会での初ライブ。
{netabare}教会で小学生バンドが演奏すると言われてもピンとこないです。
「もしかして、新手の新興宗教?」とか疑わるかも。
チラシを作ったまでは良かったですが、受け取ってもらえないのは世間の厳しさ。
学校の友人(?)を誘うのはベストな選択。
初ライブや級友が見ている緊張感よりも楽しそうに演奏しているのが印象に残りました。{/netabare}
離島での町おこしライブは色々なトラブル発生。
田舎で古い慣習が残っているのは、地域差かなぁ。
{netabare}地元の有志との合奏も町おこしの観点から見たら大正解。
嵐は過ぎ去り穏やかに。{/netabare}
「霧夢」こと尾城小梅と相ヶ江柚葉という新キャラを登場させたのも良かったです。
ラストの対バンライブは経験の差かなぁ。
{netabare}即席バンドでしたが、曲を演奏しながら画を書く、というパフォーマンスは斬新。
練習したら曲が良くなる、という伸びしろを見た気がします。
あと、自作の新曲を作る、というチャレンジをした事には労いの言葉をかけてあげて下さい。{/netabare}
現在の時代はパソコンとネット環境さえ整えたら自作の曲を披露できます。
埋もれた才能が発掘され、表舞台に立つという事も可能です。
さすがに小学生バンドは多く存在しないので、注目される機会が多いかも。
ただし、お約束のエロいサービスシーンは いらないかなぁ。
意図的にサービスシーンを加えているのでしょうが、ハッキリ言って邪魔。
もっと、音楽に集中、集中!
本来、「音楽とは楽しいもの」と再認識させてくれる作品でした。
【注1】
レビューのタイトルはメタルバンド「ジューダス・プリースト」のアルバム『運命の翼』からの引用です。
次点はメタルバンド「スレイヤー」の『Angel of Death』(曲名)かなぁ。