タック二階堂 さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:途中で断念した
かわい顔して、色白で、知恵が回って明るくて、笑い上戸はいいけれど…
派手ないたずら玉にキズ。
あれは、どこの子、魔法の子。
アクビ娘と人はいう。
シュワ、シュビドゥバー、
アクビ娘は素敵な子!
というわけで、詳細は1期を観てください。50年前ですが。
まあ、僕もリアタイではないですが、「ハクション大魔王」は人気アニメだったので、がっつり再放送していたんです。学校から帰ったら、ずっと観てました。
魔王は今は亡き大平透さん(笑ゥせぇるすまんの喪黒福造でもおなじみ)、アクビは貴家堂子さん(サザヱさんのタラちゃん)、カンちゃんが加藤みどりさん(言うまでもなくサザヱさん)。今作では、魔王を山寺宏一さん、アクビを諸星すみれさん、カンちゃん(カン太郎)を島袋美由利さんが演じます。どれも、かなり好演ですね。
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初回は、なんか劇画タッチでアクビも色っぽい感じだったので「うわっ、またタツノコが方向性を間違えたリメイクやってるよ」と不安でしたが、壺から出てきてジャジャジャジャーンになったら、昔の魔王とアクビで安心しました。
お話は、あれから50年が経ち、かつてのカンちゃんには孫(カン太郎)がいて、その孫のカンちゃんのところにアクビが女王としての修行に現れるという設定です。
昔と同じく、アクビをするとアクビちゃんが、くしゃみをすると魔王が出てくるという。ですが、今度のカンちゃんはイマドキの小学生。将来に夢はなく、行きたいところもやりたいこともない。部屋でダラダラ過ごしたい。それではいかんと、魔王は公園に連れ出し、サッカーをさせようとしますが、通報され、警官に連れて行かれる羽目に。
それならばと魔法で遊園地を出そうとしますが、カンちゃんに「スリルならVR動画で十分だよ」と。魔王とアクビの魔法で何かしてあげるというのは、すべて空回りで時代遅れです。
そこでアクビは、カンちゃんと一緒に夢を見つけてあげましょうというのがテーマです。
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さすがにタツノコも「夜ノヤッターマン」「タイムボカン24」とリメイクの失敗……、いや、ある意味「夜ノヤッターマン」は序盤は成功でしたが……の轍は踏まんとばかり、構想を練り込んできた感じです。
あのころの子どもたちはもういない。こんな時代に、呼ばれて飛び出て、何をしてあげられるのか。ある種の哀愁すら感じる内容に、あのころ子どもだった僕たちは、涙が流れるのを止めることができません。
あのころのまんまのハクション大魔王とアクビが現代に来て、どんなことをするのか見守ります。
=====第2話視聴後、追記です。
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まあ、そもそも原作がドタバタギャグコメディだから仕方ないとは言え、プゥータが出てきて一気になんかつまらなくなったかなーと。
カンちゃんも、冷めた現代っ子だったのが、アクビとノリノリでオナラを出しましょう的な感じになるし……。
初回の、あの頃の魔王たちのまんま50年後に来て、空回りのギャグの悲壮感と、若干の皮肉という感じが良かったのに、これではただの子供向けアニメ
でしかない……。まあ、時間帯とか曜日を考えれば、対象は小学生なんでしょうから、正しいのかもしれませんけど。
なら新キャラでやればいいのに。
自分のとこの過去の遺産を、こうやって消費するのは昔そのアニメでワクワクしたおじさんたちを蔑ろにしているんじゃないかなー、タツノコさんよ。
とりあえず、もう少し付き合いますが、こんな感じなら、そのうち離脱しそうです。
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=====第5話視聴後、追記です。
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テツオタのカンちゃんが好きなのは、Tチューバー(タツノコチューバー?)のテツパン。そんなカンちゃんを見て、アクビはカンちゃんにTチューバーを目指させることに。
そんなとき、なんと大魔王にそっくりなクシャミ大魔王というTチューバーがいると知り、大魔王は「われこそは大魔王でごじゃるよ」と、対決を挑みドタバタ。すっかり仲良くなった2人は、一緒に動画を投稿する仲になりましたとさ。
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というお話でごじゃるよ。
なんていうのかな。
完全に昔の「ハクション大魔王」のノリを、舞台を現代に戻してやってますよという感じ。ま、これはこれでいいのかもしれませんね。すっかり大人になった僕たちには、時代遅れの大魔王一家の寂寥感を描いてほしかったのですが、そんなのは子供たちは求めてないんですよね。
なんにも考えず、ただボケッとギャグを楽しみ、アクビの可愛さを愛でる作品ということです。
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=====第6話視聴後、追記です。
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やっぱり出オチ作品だったのかなあ……。
2話以降はカンちゃんの職業体験で、そこに大魔王やアクビが絡み、プータが引っ掻き回すパターン。今回はアイドル。成り行きでスカウトされたアクビと、カンちゃんのお母さんがアイドル対決(また対決……)。で、そこにA元みたいなプロデューサーが来て、アクビを引き抜こうとするが断ります。そしたら、なぜかファン動員対決を挑まれ……。
良かったのは、ふたりでアイドル修行している時のBGMが「アクビ娘」だったこと。そして次回予告は「クッシャミひとつで呼ばれたからは、それが私のご主人様よー」でした。
いよいよテコ入れで、おっさんを取りに来ました。タツノコの迷走は続く……。
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=====追記です。
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気がつけば放送再開してました。dアニメストアに続きがアップされていたのですが、どうにも観る気が起こらない。別に観ても観なくてもいいって気持ちになったら、これはもう継続は無理ですね。ここで断念します。
{/netabare}