シャベール大佐 さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
内容を全部把握できたなら、多分かなり面白そうなSFミステリー作品
犯行現場に残された殺意を採取して、犯人の深層心理にダイブすることにより、事件解決につながる手がかりを収集する捜査組織「蔵」が、連続殺人事件の謎を解き明かしていく、SFミステリー作品。全13話。
物語は、蔵の捜査に協力して殺人鬼の深層心理に入り込んだ名探偵・酒井戸が、多くの凶悪事件の背後にいる連続殺人鬼メイカー「ジョンウォーカー」の影を追っていく、みたいな感じ。とりあえず、予備知識ゼロで観始めた序盤は、設定や用語などが特殊で、作品の全体像が掴みづらく、ちょっと戸惑ったのですが、それでも画面の中で起きていることには興味を惹くものがあるので、よくわからないながらも観ていました。しばらくすると、この作品がどんな話なのかは見えてきますが、毎週のエピソードを1度観ただけでは、細かい部分まで全部把握できたわけではないので、なんとなく面白かったかな、くらいの感想がせいぜいで、たいしたことは語れません。ごめんなさい。また最初から観直せば、いろいろと気が付くことも多くありそうで、もっと楽しめるのだと思いますが、そこまでするほど好きな作品でもなかったです。
作画は、キャラデザがシンプルであまり見栄えはしませんが、出来自体は特に問題なし。声は、津田健次郎、M・A・O、細谷佳正など、全体的に良かったです。音楽は、ED曲が好みでした。
最後まで観終わって、謎解き要素だけでなく、泣けるような場面もあったりして、そこそこ楽しめました。内容が似ているわけではありませんが、感覚的にはサクラダリセットにちょっと近かったような気がします。